終了・報告

報告レポート「令和5年度ともに学びともに育つ!せんだい・まなびやネットワーク構築モデル事業」

期間
2023年5月~2024年3月
概要
令和3年より仙台市と共催で学校卒業後における障害のある人の学びの支援事業を行っています。障害のある人・NPO・自治体・企業等が連携し、仙台市にさまざまな「まなびや」をつくろうという取り組みです。障害のある人もない人も参加できるプログラムや、学びの活動を広めるためのフォーラムとコンファレンスなどを企画実施しました。
主催:特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン
共催:仙台市教育委員会、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
令和5年度「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」文部科学省

1.本事業を通じた目標

(1)障害者本人主体の学び方の手法や評価の検証
(2)障害者の生涯学習を支える人材の育成
(3)連携協議会、外部講師、ボランティアとともに地域における仕組みの構築
(4)障害者の生涯学習の普及

2.連携先

仙台市生涯学習課/特別支援教育課/障害企画課、大学教員、地域の企業や社会教育施設、福祉法人、NPO団体、個人など

3.内容

(1)学習プログラム「スウプノアカデミア2023」
(2)オンライン読書会
(3)スウプノフィールドワーク
(4)共に学び、生きる共生社会コンファレンス東北ブロック
(5)連携協議会

■詳細

(1)学習プログラム「スウプノアカデミア2023」

学びたい本人の「好きなこと」「やってみたいこと」「学びたいこと」から、ともに企画して行うプログラムです。
(主な対象者:身体障害、知的障害、発達障害、精神障害のある人をはじめ、対面の場が苦手な人など)

①本人参加型検討会(全2回)

▼写真:それぞれの「やりたい」「学びたい」ことを真剣に書き出しています。

障害のある本人たちと一緒に「やりたい」「学びたい」ことについて話し合い、実践プログラムを決めました。
開催日:6/3(土) 12人参加、6/24(土)16人参加
場 所:(両日とも)エイブル・アート・ジャパン(仙台フォーラス7階)およびオンライン
レポートのリンク:準備中

②実践プログラム(全5回)

▼写真:「お酒とのつきあい方をまなぼう!」食事も楽しみながら学びました

▼写真:「混みにケーション~スナオに「困る」を表現しよう」漫才で日頃困っていることを表現!会場はおおわらい!

メンバーとボランティア、事務局スタッフが一緒に準備・運営する生涯学習プログラムです。

【実施したテーマ】
(ⅰ)ことばと表現~俳句をつくろう
開催日:2023/7/23(日)
場 所:せんだいメディアテーク7階スタジオb および オンライン
参加者:13人
活動の様子はこちら→準備中

(ⅱ)お酒とのつきあい方をまなぼう!
開催日:2023/9/30(土)
場 所:TFU Cafeteria Olive
参加者:21人
活動の様子はこちら→[ 報告レポート ]

(ⅲ)自分も相手も大切にする表現『アサーション』を学んでみよう!
開催日:2023/10/14(土)
場 所:エイブル・アート・ジャパン(仙台フォーラス7階)
参加者:17人
活動の様子はこちら→準備中

(ⅳ)声と身体のワークショップ~声と踊りで表現しよう!
開催部:2023/11/23(木)
場 所:青葉区中央市民センター2階第1会議室
参加者:14人
活動の様子はこちら→準備中

(ⅴ)混みにケーション~スナオに「困る」を表現しよう
開催日:2023/12/2(土)
場 所:エイブル・アート・ジャパン(仙台フォーラス7階)
参加者:20人
活動の様子はこちら→準備中

③十人十色の成果発表会!!~わたしからはじまる、みんなのまなび(1回)

▼写真:当日はクリスマスイブということで、司会もキラキラな装飾を身に着けて。

▼写真:「混みにケーション」の発表をするまいさんと佐竹さん

メンバーや講師、ボランティアと一緒にスウプノアカデミアで学んだことや感想を発表しました。
開催日:2023/12/24(日)60人参加
場所:せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
活動の様子はこちら→[ 成果発表会のページ ]

(2)オンライン読書会

ボランティアや障害のある人の家族、社会教育施設の職員などとともに1冊の本を輪読し、「まなびのあり方」を考えあうオンラインサロンです。
(2023/9月~2024/1月、全9回、参加者のべ61人)

【読書会で使用した本】
・藤本とし『地面の底がぬけたんです―ある女性の知恵の73年史』(思想の科学社、1974年)
・林美輝『語り(ナラティヴ)を生きる~ある「障害」者解放運動を通じた若者たちの学び』(晃洋書房、2023年)

(3)スウプノフィールドワーク

▼写真:「みんなの音楽祭in松岩公民館」フレンズドリームとハイブリッジーズが、約80人の前で演奏中!

地域にある障害のある人の生涯学習の場所を、多様な関心層と一緒に参加する見学会です。次の活動に参加しました。

(ⅰ)「ハートフルデイキャンプ2」(主催:松島自然の家)
開催日:2023/11/4(土)
場所:松島自然の家(東松島市)
フィールドワーク参加者:3人、プログラム参加者:46人
活動の様子はこちら→[ 報告レポート ]

(ⅱ)「ひが栞のまんがを描いてみよう!講座」(主催:塩竈市生涯学習課)
開催日:2023/11/11(土)
場所:ふれあいエスプ塩竈(塩竈市)
フィールドワーク参加者:2人、プログラム参加者:24人

(ⅲ)「みんなの音楽祭in松岩公民館」(主催:みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会、共催:松岩公民館、NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
開催日:2023/11/19(日)
場所:松岩公民館(気仙沼市)
フィールドワーク参加者:4人、プログラム参加者:81人
活動の様子はこちら→[ 報告レポート ]

(ⅳ)「ミンナシテマザール第6回」(主催:仙台市生涯学習支援センター)
開催日:2024/2/17(土)
場所:仙台市生涯学習支援センター(仙台市)
フィールドワーク参加者:3人、プログラム参加者:34人
ウェブページはこちら(外部サイト)→[ 仙台市生涯学習支援センター | 仙台市市民センターウェブサイト ]

(4)共に学び、生きる共生社会コンファレンス東北ブロック

▼写真:第1部、「身体と表現」や「てつがくカフェ」を体験しました

▼写真:第2部のディスカッション

学びの場づくりに関することや障害のある人の生涯学習活動に関する事例の共有と体験、関係者同士の交流を通して、障害のある人の学びの場を広めることを目指して開催しました。今年度は、仙台市の「共に学ぶ場」を考え、障害のある人本人による活動や運動の事例から「共に生きる」社会にむけて考えあいました。
(2024/1/27、せんだいメディアテーク1階オープンスクエア、参加者のべ191人)
活動の様子はこちら→準備中

(5)連携協議会

学校卒業後の障害のある人の生涯学習の環境をつくるため、仙台市の生涯学習課、特別支援教育課、障害企画課、社会教育施設、また企業、NPO中間支援組織から構成する協議会です。関係者間の情報の共有や周知、活動の普及、につとめました。

(全3回、参加者のべ55人)
開催日:2023年6月29日、2023年10月31日、2024年2月8日
連携協議会の構成:仙台市生涯学習課/特別支援教育課/障害企画課/生涯学習支援センター、大学教員、地域の企業や社会教育施設、NPOの中間支援組織、団体、計10名。
コーディネーター:大学教員、NPO職員

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