
終了・報告
報告レポート スウプノアカデミア2025『まなびを考える会』
- 時間
- 14:00-16:00(受付は13:30から)
- 場所
- せんだいメディアテーク7階 ①スタジオa ②スタジオb
- 参加人数
- ①合計14人(参加者11人うちボランティア1名、スタッフ3人)
②合計22人(参加者18人うちボランティア4名、スタッフ4人)
- 概要
- 「まなびを考える会」は、学びたい本人の「好きなこと」「やってみたいこと」「まなびたいこと」を気軽に話し合う会です。まずは自由なアイディアを画用紙に書き出して発表。続くグループワークの時間では、似たテーマを持つひと同士で集まり「どんなプログラムができそうか」具体的に考え、ワークシートに書き出します。
\現場レポート!/
2025年度スウプノアカデミアが今年もスタート!そのキックオフ会となる活動「まなびを考える会」が、6月14日(土)と29日(日)の2回に分けて、せんだいメディアテークで開催されました。
参加者は、以前もアカデミアのプログラムに参加したことのあるメンバーたちが続々と集まり、懐かしい顔ぶれにスタッフたちもほっこり。おなじみのメンバーだけでなく、2回目には当日飛び入り参加の新メンバーもいました。
受け付けを済ませて名札を装着したら、各々が落ち着く場所を探して着席。
ちなみに、昨年度のアカデミアの活動で作った名札もちゃんと保存してありました。自分の名札を探してつける人もいれば、新しい名札を作る人もいました。

1.自己紹介
まずは自己紹介タイム。一人ずつ「名前+ひとこと」で簡単に自分らしさを紹介。1回目は「好きな天気」、2回目は「夏といえば!」のひとことを紹介し、少し緊張をほぐしました。


続いて、「スウプノアカデミア」とはどんな会なのか趣旨を説明。これまでの振り返りとして、過去4年間ではどんなプログラムが展開されてきたのかも紹介しました。昨年度のプログラムとなった「デポルターレ」や「わくわく妄想旅行」「ボーリングとコーヒーと。」を発案した参加者たちには当時のエピソードを話してもらいました。


2.学びたいこと・やりたいことを考える
まずは自分の「好きなこと」「学びたいこと」「やりたいこと」を考える時間。参加者もボランティアも一緒にテーマを考えます。思い思いのやりたいことを、好きな色の画用紙に好きな色のインクで書き出してみます。何色も使ってカラフルに書く人もいれば、挿絵を描く人も。
アイディア豊富な人が多く、ほとんどの人が悩むことなくペンを動かしていました。


画用紙に書き終えたら発表の時間。「恋愛トークがしたい」「好きな本をもちよって読書会がしたい」「ダルいときの対処法を考えたい」「みんなで演劇がしたい」「みんなと野球観戦がしたい」「温泉/カラオケ/大川小学校/フルーツパークにいきたい」などなど、自由な発想でアイディアを出し合いました。


3.グループワーク
発表のあとは、10分休憩をはさんで、グループワークの時間。似たアイディアを発表した人同士で集まって、ワークシートを記入しながら実際のプログラムを考えてみます。ワークシートでは以下の5つの項目を記入しながら、具体的にイメージを膨らませていきます。
1 マイテーマ:わたしは、こんなことが学びたい‼️ こんな風に学んでみたい‼️
2 このテーマが気になる理由
3 どんな方法で学びたい?
4 どんな人と一緒に考えたい?
5 いつ、どこで開催すると参加したくなる?


自分の「やりたいこと」に誰かの「やりたいこと」を取り入れたり、時には他の人が出した素敵なアイディアにのってみたり。お互いに共感ポイントを見つけながら何人かのアイディアが合体することで、プログラムの中身はどんどんパワーアップ!みんなのボルテージも高まっていく様子がうかがえました。

4.まとめ
今年で開催5年目となる「スウプノアカデミア」。おなじみのメンバーも新しいメンバーも、ボランティアも運営スタッフも、みんなで混ざり合って「やりたいこと」を言い合える。「失敗はない」「自由に休みたいときは休んでいい」。そういう安心できる環境のなかだからこそ、ユニークで自由で突拍子もないアイディア、だけど「やってみたいかも!」と思えるテーマがたくさん出てきたように感じます。


5.振り返り スウプノレコード(参加者の感じたことや学んだこと)
・ほかの人が出したテーマでワークシートを書いている人が多く、お互いのアイディアに刺激されあっている様子がよくうかがえました。
・久しぶりのエイブルアート楽しかったです。
・皆さんの意見やお気持ちを聞くと、いろんなアイディアが浮かび、楽しかったです。自分が企画側に立つと、ただ参加するのと違った視点や考えが浮かび新鮮でした。
6.運営スタッフによるコメント
まなびを考える会①ファシリテーター 伊藤光栄(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
「まなびを考える会」は、今年で5回目になりました。やり方は去年と同じですが、テーマを考えるときに使える資料をふやしました。
ただ、やってみたい/学んでみたいテーマがすぐに出てくる人には、あまり資料をすすめずに、それぞれの思いを大切にして見守りました。嬉しいことに資料が使われることは少なく、みなさんのパワーを感じた2日間でした。
後半では、前半にほかの人が出したテーマからプログラムを考える人が、去年より増えたのが印象的です。今年も、どんなプログラムができるのか楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします!
まなびを考える会②ファシリテーター 佐竹真紀子(美術作家/一般社団法人NOOK)
「まなびを考える会」、今年2回目の開催でした。おもしろいなと思ったのは、6月14日に開催した1回目とは、盛り上がった話題が違っていたところです。今回は、スウプノアカデミアに参加経験のある人が多く集まったのですが、一緒に考える相手が変わると会話の内容も生まれるアイディアも変わってくる。まなびって、そういったひょんな出会いからはじまるんだなと改めて感じました。
会のおわりに感想を聞いたときに、「話せて安心した」というコメントが出たことも印象的でした。思いや困りごとを話すって、けっこう勇気がいりますよね。まなびのアイディアを出すという入り口から本音を話せるような場が、もっとあったら良いですね。
スウプノアカデミア運営 鎌田貴恵子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
こんにちは、2025年6月からエイブル・アート・ジャパンの仲間に新しく加わった鎌田貴恵子です。今回は初めてスウプノアカデミアの活動に参加しました。アットホームな雰囲気で、参加者の皆さんは新メンバーの私にも気さくに接してくれて、楽しい時間が過ごせました。
印象的だったのは、「みんなで〇〇へ行きたい」というお出かけ系のアイディアがたくさんあったこと。コロナ禍で制限が多い時間が長かった分、みんなの「いまこそ出かけたい!」という気持ちがあふれているように感じました。これからのアカデミアのプログラムがどんなものになっていくのかとても楽しみです。
レポート:鎌田貴恵子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)




