
終了・報告
報告レポート スウプノアカデミア2024「ボウリングとコーヒーと。あなたと楽しみたい大人の休日」
- 開催日
- 2024年11月24日(日)
- 時間
- 10:00-13:00(9:45受付開始)
- 場所
- 仙台プレイボウル・カフェ
- 参加人数
- 合計29人
<参加者18人、付添者1人、ボランティア5人、スタッフ5人>
- 概要
- 障害や経験の有無に関わらず、みんなでボウリングを楽しみましょう!
ボウリング場は貸し切って、2ゲーム行います。
そのあとは、ランチやコーヒーを楽しみながらおしゃべりします。
みんなで大人の休日を満喫して身も心もリフレッシュ!
[発案者]阿達慎也さん、松山正哉さん
[プログラムサポート]菊地敏子さん
[プログラム担当者]柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
渡邉悠太(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
1. みんなでボウリング!
今回は初参加の参加者が多く、年齢層も10代から80代と幅広く参加していただきました。
はじめに、発案者の阿達慎也さんと松山正哉さんから挨拶と、今回のプログラムについての説明がありました。そして、全体をサポートしていただいた菊地敏子さんも加えた3人で始球式をして、ボウリングスタートです!


今回は、ボウリング場の1フロアを貸し切って2ゲーム行いました。バンパーレーンを利用してガターを無くしたり、ボウリングスロープという補助具を使用したりして、ボウリング経験の有無や障害の種別、年齢に関係なくみんなで楽しみました。チームは、3~4人の人数で組んで1ゲーム目はチーム内で競う個人戦、2ゲーム目はチーム内の平均点を他のチームと競う団体戦を行いました。
みんなで、応援し合ったり、ストライクやスーパープレイが出た時にはハイタッチをしたり、ワイワイ楽しいボウリングでした!


↓黄色と緑のものはボウリングスロープ


また、「スウプノアカデミア杯」として個人戦と団体戦それぞれの優勝者とブービー賞(最下位から2番目)の人が表彰されました。さらにプログラム発案者の阿達慎也さんと松山正哉さんから「フォームが綺麗だったで賞」や「盛り上げていたで賞」の2人が選ばれ、表彰されました。
そして最後には、みんなで記念写真を撮りました!


2. みんなでランチ! コーヒー!
ボウリングのあとは、2チームに分かれてカフェに移動しました。
1チームのお店は、プログラム発案者の松山正哉さんがオススメのお店でした。比較的安くて美味しいため、普段からよく来られるそうです。参加者の中には、はじめてカフェに来る人もいて、緊張しながら注文をしていましたが、ランチやコーヒーを楽しむことができました。
もう1チームのお店は、2階席がある少し広めのカフェでした。その中でも今回は円卓に座れたため、みんなでテーブルを囲むことができました。円卓は2階席にあるため、受け取った食べ物を持って行く時、ドキドキしている参加者もいましたが、無事2階まで辿り着きランチを楽しんでいました。


3. ランチのあとはおしゃべりタイム!
ランチやコーヒーを楽しんだあとは、今回のアカデミアで楽しかったことや嬉しかったこと、悔しかったことをおしゃべりして共有しました。ボウリングをはじめて体験した人や、みんなでランチを食べるのが久しぶりで嬉しかった人など、みなさん楽しんでいただけたようです。
参加者の詳しい感想は下記のスウプノレコードへ…!
スウプノレコード(参加者の感じたことや学んだこと)
・初めてのボウリングでしたが、想像していた以上になじめて楽しめました。賞までいただけて嬉しかったです。普段やっているモルックと似ていたから楽しめたのかもしれないです。素敵な出会いにも感謝です。
・とっても楽しかったです! ストライクやスペアは取れませんでしたが、最後まで盛り上げることが出来て嬉しかったです。またやりたいです。今回行ったお店は初めてでしたが、どれも美味しくて幸せでした。2階まで持っていくのは緊張しましたが、落ち着いて運べて良かったです。
・玉の指穴のサイズを教わりました。それと久しぶりの10年振りにプレイをして、楽しくゲームしました。ストライクは数回しか取れませんでした。ボウリングはすごい楽しいのでまたやってみたいです。今回のお店は初めて入りました。注文はスムーズにできたと思います。
・最初は初めて会う人ばかりで不安なことも多かったのですが、ボウリングのゲームを通して一緒に喜んだり悔しんだりできて、とても楽しかったです。いつの間にか打ち解けていて、ハイタッチをしたり、お話できたりしました。
テーマ発案者とプログラム担当者の振り返り
・阿達慎也さん(テーマ発案者)
今日、ボウリングに行ったのは、人生で2回目です。前回は家族と行きました。また今度アカデミアメンバーで映画館に行って映画を見たり、海岸線に行ったりしたいです。
・松山正哉さん(テーマ発案者)
今回、はじめて企画をしてみて、こんなに早くみんなでお出かけをすることが実現できて良かったです。久しぶりのボウリングだったので、すごく楽しくプレイ出来ました。スコアも良い点数で良かったです。みんなでご飯を食べられたのも嬉しかったです。
・菊地敏子さん(プログラムサポート)
普段なかなか、仲間を誘って活動に参加することが難しい方々にとって、ボウリングやカフェに気軽に行ける素敵な機会になったのではないかと思います。ボウリングも参加者も一緒になって盛り上がり、一体感を感じました。
・柴崎由美子(プログラム担当者)
社会人になると、仕事以外の時間でいかに生きがいややりがいをつくれるか・・・。それを考えたり実現したりすることは障害の有無にかかわらず大変です。今回のアカデミアでは、そんな素朴な問題意識のうえにたって、阿達さんと松山さんと一緒に、やりたいことを実現するプロセスを大切にしました。リハーサルと称して、活動した日。待ち合わせ場所はどこか、そこまでどうやって来ることができるのか、家は何時に出発するか、ボウリング場で受付はだれがどうやってするのか、ボウルや靴の選び方はどうするのか、体験の有無にかかわらずボウリングはできるのか、チームはどうしようか。そして、カフェは誰の目線で決めるのか、好き嫌いがあっても注文はできそうか、予算はどうか、美味しそうか、グループで行くときに席はどうしようか。たくさんの行程を、ひとつひとつ一緒に分解して話しあって、準備して、当日を迎えることができました。
・渡邉悠太(プロジェクトスタッフ)
阿達さんの「みんなでボウリングに行きたい」と松山さんの「みんなでコーヒーが飲みたい」の願いが合体してできた「お出かけ」するというプログラムでしたが、みんなでボウリングやランチ・コーヒーを存分に楽しむことができて本当に良かったです。そして何より「みんな」で何か1つのことを楽しむっていいなぁと再認識しました。
また、障害の有無や年齢に関係なくみんなで楽しむことが出来て、非常に良かったと思います。また一つ、スウプノアカデミアの可能性が広がったような気がします。
レポート:渡邉悠太(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)