終了・報告

【報告】2021年度 仙台市文化プログラム

NPO法人エイブル・アート・ジャパンは、2021度「仙台市文化プログラム」に実施候補事業に採択いただき、障がいのある人たちの文化芸術活動を支援・推進する文化プログラム「SHIRO Atelier&Studio -ともにつくる芸術劇場-」を実施しました。

◯「SHIRO Atelier&Studio-ともにつくる芸術劇場-」
・地域の課題として抽出した「文化芸術活動へ参加・発表する機会の不足」「支援する人材の不足」「文化政策としての仕組みの不足」「情報の不足」を解決するために、また「文化プログラム」の質の担保のために4つの事業を構成しました。

(1)環境づくり(事業の公益化):ネットワーク設置、情報交換、ワークショップ型勉強会の実施

■令和3年度宮城県障害者芸術文化活動支援業務/協力委員会(以下、宮城県協力委員会)
実施日:2021年11月15日(月)
仙台市および宮城県の障害のある人の福祉・文化芸術・教育などの関係者が集まり情報交換を行うもので、本事業の共催団体である仙台市ならびに仙台市市民文化事業団にも出席いただきました。国の施策の確認をしながら、各団体からも活動や問題意識を語っていただき情報共有を行いました。加えて、「第4回障害と芸術文化の大見本市」(2022年2月4-8日)に向けた広報の連携依頼を行いました。

■協働型事業評価の開催
2022年3月に、4年間にわたる事業の総括として、文化芸術事業の事業評価ワークショップを開催しました。

(2)表現の場づくり(裾野拡大):文化施設を活用した定期的なアトリエ&スタジオ事業

■アトリエ&スタジオ事業の開催
・仙台市内の文化施設を活用し、障害のある人が主体的に関わることができるアトリエ&スタジオ事業を行いました。
・仙台市圏域で活躍するアーティストに依頼し、ファシリテーターを担当していただきました。
アトリエ事業:佐竹真紀子さん(美術作家)・しょうじこずえさん(アーティスト)
スタジオ事業:工藤夏海さん(美術家)・佐々木桂さん(現代ジュエリー作家)
・自宅からの参加希望者のために、Zoom(オンライン会議システム)を利用し、会場とオンラインのハイブリッド形式でも実施しました。


■報告レポート
『アトリエつくるて』
第1回 2021年6月27日(日) [ 報告レポートはこちら ]

第2回 2021年9月18日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第3回 2021年10月30日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第4回 2021年12月25日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第5回 2022年1月22日(土) [ 報告レポートはこちら ]


『みんなでつくるよ広場の人形劇!』
第1回 2021年7月10日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第2回 2021年8月8日(日) [ 報告レポートはこちら ]

第3回 2021年11月20日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第4回 2022年1月15日(土) [ 報告レポートはこちら ]

第5回 2022年3月25日(金) [ 報告レポートはこちら ]

(3)芸術作品の創造(才能の発掘育成):芸術性、話題性、革新性、独創性をともなう作品の創造

■価の軸をかえた経緯と映像制作
共同型事業評価での大きな発見と軌道修正から、「芸術作品の創造(才能の発掘育成)~芸術性、話題性、革新性、独創性をともなう作品の創造」をめざさないという視点がうまれました。映像「SHIRO Atelier & Studio -ともにつくる芸術劇場- 2021年度仙台市文化プログラム」(※)を通じて、活動の様子とともに、参加者・家族・ファシリテーターの声を記録化し、場の意義を社会に発信しました。
※YouTubeで公開中

(4)文化プログラムの評価と検証(社会的インパクト評価):障害のある人たちの芸術文化活動に関するショウケースとシンポジウム開催

■第4回障害のある人と芸術文化活動に関する大見本市「きいて、みて、しって見本市」
開催期間:2022年2月4-8日
会場:せんだいメディアテーク オープンスクエア
会場では、①「SHIRO Atelier&Studio-ともにつくる芸術劇場-」②「障害と芸術文化のブース」③「ニューカマーセブン」④「としょかん・メディアテークによるバリアフリー資料展示」という4つの構成で展示を行いました。

「SHIRO Atelier&Studio-ともにつくる芸術劇場-」では、関連する取組として「アトリエつくるて」参加者による「ギャラリーツアー」を会場及びオンラインで開催。少人数での「人形劇パフォーマンス」を会場で行いました。


■「青文フェスティバル」への出演(人形劇)
会場:日立システムズホール 交流ホール

2022年2月26日(土)「青文フェスティバル」に参加する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大状況により児童を主な構成要員とする人形劇は出演中止になりました。弊団体と市民文化事業団とファシリテーターで話し合いをし、3/25ワークショップ、3/26実演(ただし無観客・映像記録)に方法を変更しました。

2022年3月26日(土)、日立システムズホール仙台 交流ホールにて実施した人形劇の上演(無観客・映像記録)では、出演者13名(付添者含む)、スタッフ・ボランティア20名が参加しました。

■報告レポート
『みんなでつくるよ広場の人形劇!上演』
[ 報告レポートはこちら ]

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