終了・報告

〔SOUPの研修 報告①〕舞台美術をつくろう

日時
① 2017年12月16日(土)13:30~16:30
② 2018年1月27日(土) 13:30~16:30
会場
せんだい演劇工房10-BOX(仙台市若林区卸町2-12-9)
① box-5、② box-2

SOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)は、人材育成研修として「創造する力をつくるSOUPの研修」を
2018年1月、2月、3月に開催しています。

舞台美術をつくろう
2018年2月に行われる、舞台公演『ミクストジャーニー』。その舞台美術を一緒に制作する人を募集し、ワークショップを実施しました。

ワークショップ1日目。
今回のワークショップでファシリテーターをつとめるのは、『ミクストジャーニー』でアートディレクションを担当する、NOOKの瀬尾 夏美さんと佐竹 真紀子さん。
まずは、自己紹介などしつつ、本題に入る前に身体のウォーミングアップをします。みんな自由に動きます。


ダンスチームが行なっているワークを実際にやってみます。
大切なものを他の人に渡すワーク。言葉を使わず身体で大切なものを表して、相手に渡します。


レインスティックづくり。「レインスティック」という楽器を作成してみます。レインスティックとはいかなるものか動画を見つつ、まずはボディー選びをする皆さん。様々な素材を使って作成を進めて行きます。



完成したレインスティックたち。形も音も個性豊か。みんなで鳴らしあってみます。
ひと通り聞いた後は、あみだくじでそれぞれのレインスティックを交換し合います。



音を聞いた後は、それぞれのレインスティックの音から受けたイメージを、絵に起こしてみる試み。
他の人が作ったレインスティックの音から連想する「旅の風景」を、水・土・道など、様々な情景を、描画していきます。
先程まで音を楽しんでいたときとは相反して、会場は静まりかえるほど、皆さんは絵を描くことに集中していました。


「他の人のレインスティックの音から、色んな物語が生み出されていった。」
レポート:三浦 忠士(ワークショップ参加者)

ワークショップ2日目。
まずは、出演者やシーン流れなど、ダンスチームが今まで行ってきたことを写真や映像などで共有します。身体のワークなども、実際に試していきます。


これらを通して、出演者みんなに共通して「似合う色」を話し合って選びます。
それに付随して、出演者ひとりひとりに「似合う柄」を考えてスケッチをしてみます。



ひと通り意見が出た後は、舞台美術のイメージの一つ、「頭上に浮かぶ何か」について考える時間。
ひとつの立体ではあるが、2つ以上の異なるものに見える形状であることをひとつの条件にして、様々な意見が出ました。
スケッチと紙粘土で造形をしていきます。



今回の研修では、参加者のクリエイティビティが遺憾なく発揮された実施となりました。
間も無く公演の「ミクストジャーニー」。稽古も佳境にさしかかります。

(文責:三澤)

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