開催・募集

【終了しました】作家情報求む!受付期間延長!!~アンケート調査へのご協力のお願い~


エイブル・アート・ジャパンは、平成26年度から「障害者の芸術活動支援モデル事業」(厚生労働省補助事業)を宮城県で実施しております。
この事業では、障害者及びその家族、福祉事業所等で障害者の芸術活動を支援する方たちへの支援と障害者の優れた芸術作品の展示等の推進、関係者のネットワーク構築を実施しており、平成28年度は、宮城県内の調査・発掘、評価・発信を実施することになりました。

先般実施したアンケートは、宮城県内の約1,100カ所に配布しましたが、残念ながら53件しか回収されておりません。
作家や作品の発掘とともに、障害のある人が社会生活のなかで、芸術文化活動を楽しむ、参加する、機会を享受するためには、現在、どこにどのような資源があり、一方で何が不足しているか、その解消のためにはどのような仕組みやプログラムを整備するべきか、みなさまのアンケート結果をもとに明らかにしていきたいと考えています。

つきましては、添付いたしましたアンケートにお答えいただき、充実した調査・発掘、評価・発信につなげられるよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。                        

□アンケート受付期間:12月17日(土)
□締切:12月17日(土)必着

□回答および提出方法:アンケートは直接用紙へ記入するか、こちらから書類(エクセル形式)をダウンロードし記入し、郵送、FAXまたはメールで返信してください。なお、大変申し訳ありませんが郵送の場合は返信用の切手はご負担ください。

□このアンケート調査は、宮城県保健福祉部障害福祉課/宮城県教育庁特別支援教育室/仙台市健康福祉局健康福祉部障害者支援課/仙台市教育局学校教育部特別支援教育課の協力により実施しています。

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NPO法人エイブル・アート・ジャパン東北現地事務局
983-0851 仙台市宮城野区榴ヶ岡5番地 みやぎNPOプラザ 内 No.16
tel 070-5328-4208 fax 022-774-1576
E-mail: soup@ableart.org

参考資料
2016年の4月に障害者差別解消法が施行され、障害のある人たちの教育・就労・社会参加の場面において市民全体が「合理的配慮」をすることが期待されています。しかし、残念ながら社会でのなかで障害のある人への差別や排除はまだまだあるのが現状です。
私たちは、アート活動とは、障害の有無をこえて人が人を理解するための手段であり、ともに制作に取り組む機会をもつこと、すぐれた作品を観ることは、社会にある障害への偏見や差別をくつがえすための大きな力になると信じて1994年より活動しています。2014年度からは厚生労働省による「障害者の芸術文化活動支援モデル事業」も全国でスタートし、こうした活動を支える中間支援組織や事業にも注目が集まりつつあります。

TOPIC1:アンケート、訪問・ヒアリングによってどんなことがわかるの?
宮城の作家情報や活動の様子が明らかになってきました。2014年度から、展示会で紹介し、報告書にまとめて公開しています。障害のある作家はどこにいるの?もっと障害のある人が社会生活のなかで、芸術文化活動を楽しむ、参加する、機会を享受するためには、どこにどのような資源があるの?もっと私たちは情報を得たいと思っています。


TOPIC2:作家データ、作品データ、創作環境のデータはどう活かされるの?
登録作家数104人、登録作品総数10,321点の障害のある人の作品のデータベースを知っていますか?
www.ableartcom.jp*
ここでは、作家の履歴と作品(一人あたり50点~300点)が公開され、企業の広報誌やアパレルのデザイン素材に使用され、展覧会への出展のプラットフォームとなっています。
こうした作家・作品データを公開することは、障害のある作家がどこに住んでいても、どこで活動していても、作品や作家の活動を知ってもらう世界への入口になると私たちは考えています。
このたびのアンケートにより、特筆される宮城の作家20名の情報を、ご本人または代理の方の同意のうえ、公開する予定です。ここで公開するデータは、芸術文化関係者等による展覧会、ワークショップ、パフォーミングアーツ、二次的使用のための情報として活用されるでしょう。
*私たちエイブル・アート・ジャパン(東京・宮城)と、(一財)たんぽぽの家(奈良)、NPO法人まる(福岡)が協働で運営する障害のある人の作品を紹介するデータベースです。



*宮城県からも清水敬太さんがデータベースに登録し、活躍の機会を広げています。



*上:タビオ株式会社より発売(2008年~)、下:株式会社フェリシモよりUNICOLORT発売(2015年~)

データをとるために、ぜひ、回答にご協力ください!!
・アンケートは、【第1部】いくつになっても表現したい。障害のある生徒・学生、社会人の「活動状況調査」、【第2部】アーティストとして生きる。表現活動をしている人の「作家・作品調査」からなります。
・【第1部】は、特に教育機関にアンケート記載をお願いすることで、学校から卒業し、社会へ出ていく障害のある人たちの活動の連続性にどのような課題があるかを明らかにします。
・【第2部】は、特筆される作作家・作品・活動を発掘し、活動の発展につなげるための基礎調査とします。アンケートは宮城県における障害のある人たちの生涯学習や文化芸術の充実度をはかり、現状を知り、今後の政策つくるための貴重なデータとなります。

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company