開催・募集

めぐる展2025-表現ってなんだ?いばらきのいま-

日時・会場
「篠原 拓実 × 講師 酒井 清一」
(酒井清一:令和7年度「めぐるワークショップ」《墨で あそぼう》講師)


【①】
会期:11月11日(火)~11月17日(月)
時間:午前10時~午後6時30分(最終日のみ午後3時まで)
会場:サザコーヒー本店 ギャラリーサザ
(〒312-0043 茨城県ひたちなか市共栄町8-18)
アクセス:JR勝田駅から徒歩6分
※駐車場あり(30分無料・店内利用で2時間30分無料)

【②】
会期:12月3日(水)~12月9日(火)※12月8日(月)は休館
時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
会場:廣澤美術館 交流会館
(〒308-0813 茨城県筑西市大塚599-1)
アクセス:JR水戸線または関東鉄道常総線 真岡鉄道「下館駅」からタクシーで10分
※駐車場あり(無料)


「松橋 克希 × 講師 宮坂 慎司」
(宮坂 慎司:令和7年度「めぐるワークショップ」《触れて ひろがる》講師)


【③】
会期:11月26日(水)~11月30日(日)
時間:午前10時~午後6時(最終日のみ午後3時まで)
会場:日立市角記念市民ギャラリー(〒317-0072 茨城県日立市弁天町1-3-11)
アクセス:JR「日立駅」から徒歩10分
※駐車場あり(9台・無料)

【④】
会期:12月16日(火)~12月21日(日)
時間:午後9時30分~午後5時(最終日のみ午後3時まで)
会場:つくば美術館 第一展示室(〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2-8)
アクセス:つくばエクスプレス「つくば駅」から徒歩3分
※指定駐車場あり(【南2】または【北2】)
※受付にて1時間の割引処理あり

めぐる展2025-表現ってなんだ?いばらきのいま-

茨城県障害者芸術文化活動支援センターでは、令和7年度、3回にわたり、茨城県内にお住まいの表現をしている/表現をしたいと思っている障害のある人、その支援者やご家族を対象としたワークショップ「めぐるワークショップ」を行いました。「めぐるワークショップ」で制作した作品、活動の中で出会った表現を、みなさんに紹介する展覧会を開催します。

詳細はこちら

茨城県障害者芸術文化活動支援センター(茨城県内)のウェブサイトにリンクします。

「篠原 拓実 × 講師 酒井 清一」
【①】サザコーヒー本店 ギャラリーサザ(ひたちなか市)
【②】廣澤美術館 交流会館(筑西市)

篠原 拓実 Takumi Shinohara
2004年、水戸市生まれ。小学部、中学部を水戸飯富特別支援学校、高等部を茨城大学教育学部附属特別支援学校で過ごす。動画やゲームが好き。お料理も好きで母親のお手伝いをすることも。高等部在学中の約2年間、放課後等デイサービス内で自由な環境下で行われるアート教室でつくられた作品群は、どれも唯一無二の感性が光っている。彼独自のセンスで、みる人たちを虜にしている。

酒井 清一 Seiichi Sakai (画家・水墨画家)
*令和7年度「めぐるワークショップ」《墨で あそぼう》講師
1948年、水戸市生まれ。洋画を学んだ後版画工房にて片岡球子・篠田桃紅・李萬換等多くの作家の版画制作を行う。エ房解散後奈良の老舗墨屋に在籍、墨を中心とした和画材の開発普及に関わる。その間翠酒湖の雅号で現代水墨作品の制作発表を続ける。30年間の勤務の後水戸に戻り、現在は介護助手として「アートとリハビリ」を実践中。

その他の展示作家[所属] :
池田くるみ/坂本大知/宮本舞[自然生クラブ]
持丸望/和田健聡[あつまれガッツ村]
田村美代子[救護施設もくせい]
健太[ディライトホーム]

篠原拓実さんは現在、就労支援施設でお菓子やパン作りに取り組んでいます。高等部時代に篠原さんが制作した作品には、思わず目を奪われるものがありました。自由に”作品”をつくっていたのは、放課後等デイサービスに通っていた間の2年間ほどで、高等部卒業後は絵を描くことからは離れていました。しかし、今回、酒井清一さんを迎えて開催されたワークショップでもその作風は変わることなく、墨を用いて篠原さんの世界が豊かに表現されていました。リズミカルで独自の規則性を持つその作品は、不思議と心を躍らせ、さまざまな見方や想像を掻き立てます。
本展示では、放課後等デイサービス内のアート教室で制作された作品と、酒井さんのご協力のもと制作された墨による新作をあわせて展示します。

「松橋 克希 × 講師 宮坂 慎司」
【③】日立市角記念市民ギャラリー(日立市)
【④】つくば美術館 第一展示室(つくば市)

松橋 克希 Yoshiki Matsuhashi
2005年、水戸市生まれ。幼少期から折り紙に夢中になり、小学生で粘土制作を始める。小学3年生からは、自ら調合した色を紙粘士に混ぜ、表現の幅を広げながら作品づくりを続けている。2017年に初個展を開催。2022年にも個展を開き、県内のメディアにも取り上げられた。現在は、かつて自身が通っていた保育園で大人気の外部講師として週に一度、粘土教室を開いている。

宮坂 慎司 Shinji Miyasaka (彫刻家・筑波大学准教授)
*令和7年度「めぐるワークショップ」《触れて ひろがる》講師
1982年、埼玉県生まれ。人間の「存在」をテーマとして、現代的な具象彫刻表現を探究する。視覚に障害の有る無しに関わらず、子どもから大人までが作品に触ることができる展覧会「彫刻に触れるときー「さわる」と「みる」がであう彫刻展」を主催。公益社団法人日展会員、公益社団法人日本彫刻会運営委員。筑波大学芸術系准教授。博士(芸術学)。

その他の展示作家[所属]:
秋田虎乃介[ばるあっぷ]
兼坂優華/寺門正/長峰大毅[あつまれガッツ村]
五十嵐心音/深田心奈/森山歩
研究室協力:町野紗恭/秋田美鈴/北原朋佳/酒井華/須惠三樹/ナショウ

松橋克希さんは粘土作家として、アーティスト活動をおこなっています。小学生の時から粘土作品をつくりはじめ、今も紙粘土を自分で着色し制作し続けています。その作品の元となるのは、さまざまなアイデアから日々つくられるオリジナルのクリーチャー。クリーチャーのイラストと紙粘土作品を合わせるとその数は、4000点以上で、誰も正確な数を把握できていないほど。粘土を巧みに操りつくられる作品には、彼のこれまでおこなってきた創造の時が溶け込んでいます。松橋さんは、宮坂慎司さんを講師に迎えたワークショップで、テラコッタや石膏という新しい素材に出会いました。

※クリーチャーとは・・・ファンタジーやSF作品に登場するような架空の生物やモンスターのこと。

本展示では、これまで長きに渡りつくられてきた作品の一部と、筑波大学の宮坂研究室のみなさんのご協力のもと制作された新作をあわせて展示します。

障害者芸術文化活動普及支援事業とは・・・

「障害者芸術文化活動普及支援事業」は、障害のある人が芸術文化にふれ、楽しみ、深めることができる社会づくりを推進する中間支援事業です。多様な人々が、それぞれの地域で自分らしく生きることができる社会を目指して、障害のある人の芸術文化活動の普及を推進しています。
また、障害のある当事者が、より身近な拠点で支援が受けられるよう47都道府県に支援センターを設置しています。茨城県では、茨城県障害福祉課が支援センターとなり、各事業においてさまざまな団体•NPO と共同で企画・運営を行っています。

(参考:厚生労働省障害者芸術文化活動普及支援事業ウェプサイト)

お問い合わせ

【展覧会の内容に関する問い合わせ先】
ROKUROKURIN合同会社
メール: hello@rokurokurin.com
特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン
電話:070-5328-4208
FAX :022-774 -1576

【会場・アクセスに関する問い合わせ先】
茨城県障害者芸術文化活動支援センター(茨城県福祉部障害福祉課内)
電話: 029-301-3357
メール: shofuku-kikaku@pref.ibaraki.lg.jp

主催

茨城県

企画・運営

特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン
特定非営利活動法人ちいきの学校ROKUROKURIN合同会社

展示企画・構成

津田翔平、ミヤタユキ(ROKUROKURIN合同会社)

デザイン

津田翔平、ROKUROKURIN合同会社

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company