
終了・報告
宮城県立劇場「Art Meets Fieldアートに出会える場」完成!
- 概要
- 石巻市「ペンギンズアート工房」で活動する菅野眞二さんが、地域のまちづくりに関わる市民団体や大学生と、まち歩き。その後、鮮やかに記憶に残る歴史遺産や小動物などを描き下ろした作品が、仮囲いに登場!
- アーティスト
- 菅野眞二(ペンギンズアート工房所属)
東日本大震災後に石巻市で設立された「ペンギンズアート工房」に所属し、創作活動をはじめる。対象をじっくり見て、サインペンとパステルでスケッチをする。動物やスポーツをしている人物など、動きのあるモチーフで持ち味を発揮。そぎおとされた輪郭や表情、ポーズのバランス、余白を残しながらすべてを塗り切らない色面は、シンプルでありながら誰にも真似することのできないユーモラスな表現力を持つ。
- 主催:みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会
芸術銀河2025テンポラリー・ミュージアム事業
制作協力:仙台駅東まちづくり協議会、東口ガイドボランティア「宮城野さんぽみち」、ペンギンズアート工房、NPO法人エイブル・アート・ジャパン、渡邉デザイン、鹿島建設・橋本店・阿部和工務店JV
東日本大震災の後、ようやく着手された「宮城県立劇場」の建設現場。その仮囲いにアートを施そうと、「みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会」が主催し、当法人は「地域のまちづくり協議会と連携したい」「障害のあるアーティストの作品を紹介したい」という希望を受けて、企画に協力しました。
設置場所:仙台市宮城野区宮城野2丁目 仙台国立病院前郵便局付近
規格:高さ3m×幅20m
▼仮囲いアートの全体写真(写真提供:鹿島建設)

出会いと経過
2026年のニューカマーセブン(障害と芸術文化の大見本市/せんだいメディアテーク)で紹介した菅野眞二さんは、石巻市「ペンギンズアート工房」で活動するアーティスト。2011年の東日本大震災を契機に、SOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)の活動を始めたころ、2012年ごろから活動で連携してきました。
ニューカマーセブンの会場では、15年ぶりに、なお描き続ける菅野さんと、その環境をつくり続けてきた支援者の皆さんに再会!作品が多くの来場者を惹きつけた経過もあり、菅野さんをアーティストとして推薦させていただきました。
▼2026年のニューカマーセブンにて、菅野さんが作品の前でピースをしている様子。

いざ、宮城野原をまち歩き
2026年1月末、菅野さんの作品が見えるせんだいメディアテーク1階の空間で、主催する宮城県、仙台駅東まちづくり協議会、東口ガイドボランティア「宮城野さんぽみち」の皆さんと顔合わせをしました。宮城県立劇場が設置される宮城野原エリアをベースに、まち歩きのコースの選定や、ゴールとなる東北福祉大学東口キャンパスまでの行程をおよそ計画しました。
後日、菅野さんと支援者に確認しながらすすめたことは次の通りです。企画者が誰で、どんな目的を持っているのか、まちを歩いて得たインスピレーションで描くことに挑戦できそうか、当日の運営に際して配慮すべきことは何か、その後の創作のペースをどう計画するか、などなど。
後ほど、菅野さんには、まち歩きの活動に関するソーシャルストーリーを制作して提供しました。
寒空ではありましたが、天気の良い2月19日にまち歩きの日を迎えることができました。
・まち歩きの日:2026年2月19日
・参加人数:14 人
▼地域の人とともに行われたフィールドワークの様子。1枚目は、仙台駅東口周辺をガイドするボランティアガイド「宮城野さんぽみち」のお二人。2枚目は、孝勝寺にある政岡の像の前でピースする菅野眞二さん。


制作とコンセプトの立案まで
上の写真は、菅野さんが地域の人たちと行ったフィールドワークの様子です。モチーフは、榴岡公園の「ブーツの娘」像や鳩、榴岡天満宮の梅や撫牛、宮城の大通りの夏祭りで披露されるすずめ踊り、孝勝寺の地蔵や母子像など。まちづくり協議会が大切にしてきた歴史遺産と、菅野さんが当日に感性で受け止めた大切な遺産と、それぞれが自由に描かれました。
・描き下ろし作品 16 点、使用作品 11 点
▼ペンギンズアート工房で作品を制作中の菅野さんの様子。パソコンの画面を見て集中しながらマジックペンで作品を描いている。

菅野さんの作品を元にコンセプトとデザイン構成を行ったのは渡辺デザイン。本活動に Arts Meets Field(アートに出会える場)というコンセプトを提案しました。
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宮城原は、その名の通り、かつては一面、原っぱであったそう。宮城県立劇場にも、建物の前には広々とした芝のエリアができます。劇場を含む、この地域一体がアート(芸術・文化)と出会える場となりますように。その願いを込めて、宮城県立劇場建設中の仮囲のテーマを「Art Meets Field」と名付けました。さまざまな人びとが、フィールドワークを行い、感じたことを表現していきます。
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作品のモチーフ解説は、まちをよく知るエキスパートと大学生が連携!
共にまち歩きをした市民団体や大学生も頑張りました。菅野さんが描き下ろした作品のモチーフについては、東北福祉大学の学生さんがリサーチ&執筆し、内容の監修を宮城野さんぽみちにお願いしました。
これらの解説書は、宮城県が主催したお披露目会でも配布され、作家・菅野さんと共に本事業のプロセスを具体的に紹介することができました。
▼作品のモチーフ解説のPDF(7.2MB)
[ダウンロード]

お披露目会、メディアなど掲載実績
完成お披露目会
実施日:2026年3月27日
会場:鹿島建設工事事務所 2F大会議室(宮城県立劇場建設敷地内)
▼お披露目会にて複数のメディアに取り囲まれて取材対応する菅野さんとペンギンズアート工房の宮川さんの様子。

◾2月19日まち歩き
・KHB 東日本放送
◾3月27日お披露目会
・KHB 東日本放送 https://www.youtube.com/watch?v=S7r5Y28zhe8
・ミヤテレ https://www.youtube.com/watch?v=pbH-W0J6LPY
・TBC 東北放送 https://www.youtube.com/watch?v=cgkOcny0Q_8
・読売新聞3月29日朝刊




