終了・報告

【動画公開】共に学び、生きる共生社会コンファレンス東北ブロック「生きる、語る、学ぶ~障害のある人とない人がともに」

開催日
2024年01月27日(土)
時間
10:00~16:00
場所
せんだいメディアテーク1階オープンスクエア(第6回障害のある人と芸術文化活動に関する大見本市「きいて、みて、しって、見本市」会場内)
参加人数
のべ191人
(内訳)第1部グループⅠ前半:おはなしの会102人、グループⅠ後半:身体と表現14人、グループⅡてつがくカフェ32人、ディスカッション62人、第2部全体57人
メディア掲載
新聞1、市政だより1、県政だより1、けやき通り通信1
概要
私たちは、「障害のある人もない人も共に学ぶ場」を広げようと、仙台を中心に活動を続けています。
私たちの「共に学ぶ場」づくりは、まずは、学びたい本人が好きなことや知りたいこと、やってみたいことを自由に語り合える場をつくることからはじまります。その「語り」から、障害のある人を取り巻く制度の弱さ、条件の厳しさ、ときには差別や偏見などから、学びが制限されてきたことに気付かされることもありました。そうした障害のある人たちの「語り」は、どのような学びの場をつくり、周囲の人と関係を紡いできたのでしょうか。
第一部では、この、「共に学ぶ場」の一端に直に接していただけます。どのような方法であれば障害のある人たちと学びを共にできるのか、そこでは何が学べ、どのようなことに気づけるのか、体感していただけます。
ところでこの社会では、いつのまにか、障害のある人と障害のない人が分離されてしまっているのではないでしょうか。その中で私たちは、障害のある人が身近に存在しているということや、その人たちが真摯に学びを求めているという、あたりまえの事実に気づけずにいます。一方で、この仙台には、その学ぼうとする意志に応えていける社会をめざす地道な、時には大胆に仕掛けられた取り組みが少なからずあります。
第二部では、そうした行動と思考に触れるとともに、かつて「障害」者解放運動が取り組まれていた時代に、障害のある人の生と運動を支える生き方を選んできた「青年たち」の証言にも学びながら、「共に生きる」社会にむけての道の拓き方を考えあいます。

※動画は、2025年5月31日までの期間限定公開です。

第1部

[時間]10:00-12:30 [進行]伊藤光栄(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)




①体験の共有「おためし!活動体験会〜障害のある人とつくるまなび」


2グループに分かれて、障害のある人と一緒に取り組むまなびのプログラムを体験します。
[グループ Ⅰ ]前半「手ではなすおはなしの会」の見学/後半「身体と表現」
聞こえない人・聞こえにくい人による活動や、言葉によらず身体を使ったワークを体験します。
[グループ Ⅱ ]「てつがくカフェ」
障害のある人もない人も語り合う場を体験します。

②考えるテーブル「仙台市での共に学ぶ場づくり」


障害のある人もない人も共に学ぶ過程や、その間、どのように関係を積み重ねていくかについて、スウプノアカデミアに関わった立場の違う3人の語りを聞きながら、一緒に考えあいます。
登壇:橋本勇人(仙台市生涯学習支援センター社会教育主事・スウプノアカデミアボランティア)、佐竹真紀子(美術作家/一般社団法人NOOK・スウプノアカデミアコーディネータ)、奏(スウプノアカデミア参加者)
ききて:佐藤朋子(仙台市社会学級研究会)

第2部

[時間]13:30-16:00 [ききて]石井山竜平(東北大学) [進行]柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)



https://youtu.be/z-yNTjtqzK4

●話題提供「障害者の生涯学習施策」


石橋裕子(文部科学省障害者学習支援推進室)

①おはなし「仙台の障害当事者による活動と運動のこれまで」


▶︎障害のある人との共生社会をめざす「とっておきの音楽祭」
髙橋Q清博(オフィスQ代表/お祭りプロデューサー)
▶︎障害のある人が地域であたりまえに生活していく
及川智(みやぎアピール大行動実行委員会事務局長)

②おはなし「ある『障害』者解放運動を通じた若者たちの学び」


かつて、関西を中心に障害者運動をリードしてきた森修さん(1949‐2016)と、学生時代から森さんを支えてきた介護者たちの語りを聞き取ってきた林美輝さん。森さんから介護者らは何を学んだのか。「語り」(ナラティブ)という観点から、生きること、語ること、学ぶことについて考えます。
登壇:林美輝(龍谷大学)

③ディスカッション「これからの仙台における語りからはじまる学び」


これまでの活動から、現在に続く新しい運動のありかたや語りからはじまる学びについて考え合います。
登壇:林美輝、髙橋Q清博、及川智、石井山竜平

●おわりに 感想とおもいの共有時間

【写真】

障害のある人の生涯学習活動を紹介するポスターセッション

「第6回障害のある人と芸術文化活動に関する大見本市」の会場内に、県内の障害のある人の生涯学習の活動や連携を紹介するポスターセッション(14事例)を開催しました。

主催:特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン、文部科学省
共催:仙台市教育委員会、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
後援:宮城県教育委員会
協力:一般社団法人NOOK
文部科学省委託事業 令和5年度「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」

「手ではなすおはなしの会」
主催:仙台市民図書館・せんだいメディアテーク

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company