開催・募集

【見本市】[A]共に学び、生きる共生社会コンファレンス東北ブロック 生きる、語る、学ぶ~障害のある人とない人がともに

開催日
2024年01月27日(土)
時間
10:00-16:00
場所
1階 オープンスクエア
対象者
すべての人、障害のある人と家族・支援者、福祉事業所の人、特別支援学校・学級の人、市民センターなどで社会教育に関わる人 など
参加費
無料
情報保障
手話通訳・要約筆記

私たちは、「障害のある人もない人も共に学ぶ場」を広げようと、仙台を中心に活動を続けています。
私たちの「共に学ぶ場」づくりは、まずは、学びたい本人が好きなことや知りたいこと、やってみたいことを自由に語り合える場をつくることからはじまります。その「語り」から、障害のある人を取り巻く制度の弱さ、条件の厳しさ、ときには差別や偏見などから、学びが制限されてきたことに気付かされることもありました。そうした障害のある人たちの「語り」は、どのような学びの場をつくり、周囲の人と関係を紡いできたのでしょうか。
第一部では、この、「共に学ぶ場」の一端に直に接していただけます。どのような方法であれば障害のある人たちと学びを共にできるのか、そこでは何が学べ、どのようなことに気づけるのか、体感していただけます。
ところでこの社会では、いつのまにか、障害のある人と障害のない人が分離されてしまっているのではないでしょうか。その中で私たちは、障害のある人が身近に存在しているということや、その人たちが真摯に学びを求めているという、あたりまえの事実に気づけずにいます。一方で、この仙台には、その学ぼうとする意志に応えていける社会をめざす地道な、時には大胆に仕掛けられた取り組みが少なからずあります。
第二部では、そうした行動と思考に触れるとともに、かつて「障害」者解放運動が取り組まれていた時代に、障害のある人の生と運動を支える生き方を選んできた「青年たち」の証言にも学びながら、「共に生きる」社会にむけての道の拓き方を考えあいます。

第1部

[時間]10:00-12:30 [定員]約50人

①体験の共有「おためし!活動体験会〜障害のある人とつくるまなび」


2グループに分かれて、障害のある人と一緒に取り組むまなびのプログラムを体験します。
[グループ Ⅰ ]前半「手ではなすおはなしの会」の見学/後半「身体と表現」
聞こえない人・聞こえにくい人による活動や、言葉によらず身体を使ったワークを体験します。
[グループ Ⅱ ]「てつがくカフェ」
障害のある人もない人も語り合う場を体験します。

②考えるテーブル「仙台市での共に学ぶ場づくり」


障害のある人もない人も共に学ぶ過程や、その間、どのように関係を積み重ねていくかについて、スウプノアカデミアに関わった立場の違う3人の語りを聞きながら、一緒に考えあいます。
登壇:橋本勇人(仙台市生涯学習支援センター社会教育主事・スウプノアカデミアボランティア)、佐竹真紀子(美術作家/一般社団法人NOOK・スウプノアカデミアコーディネータ)、奏(スウプノアカデミア参加者)
ききて:佐藤朋子(仙台市社会学級研究会)

第2部

[時間]13:30-16:00 [定員]約50人 [ききて]石井山竜平(東北大学)

●話題提供「障害者の生涯学習施策」


石橋裕子(文部科学省障害者学習支援推進室)

①おはなし「仙台の障害当事者による活動と運動のこれまで」


▶︎障害のある人との共生社会をめざす「とっておきの音楽祭」
髙橋Q清博(オフィスQ代表/お祭りプロデューサー)
▶︎障害のある人が地域であたりまえに生活していく
及川智(みやぎアピール大行動実行委員会事務局長)

②おはなし「ある『障害』者解放運動を通じた若者たちの学び」


かつて、関西を中心に障害者運動をリードしてきた森修さん(1949‐2016)と、学生時代から森さんを支えてきた介護者たちの語りを聞き取ってきた林美輝さん。森さんから介護者らは何を学んだのか。「語り」(ナラティブ)という観点から、生きること、語ること、学ぶことについて考えます。
登壇:林美輝(龍谷大学)

③ディスカッション「これからの仙台における語りからはじまる学び」


これまでの活動から、現在に続く新しい運動のありかたや語りからはじまる学びについて考え合います。
登壇:林美輝、髙橋Q清博、及川智、石井山竜平、髙橋梨佳

●おわりに 感想とおもいの共有時間



[全体進行]髙橋梨佳(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)

コンファレンスの背景

障害のある人の学校卒業後の学びの場が充実していないことが課題とされ、文部科学省では、平成30(2018)年から障害のある人の生涯にわたる学びや文化芸術、スポーツに関する活動の支援を政策的に打ち出しています。

スウプノアカデミアとは

障害のある人の『学びの場』を考えるプロジェクトです。学びたい本人が「好きなこと」「やってみたいこと」からワークショップや講座などのプログラムを企画、運営しています。

録画配信

当日の様子は、後日オンラインで配信予定です。日程が決まり次第、SOUPのWEBサイトにてお知らせします。

関連イベント情報

令和5年度共に学び、生きる共生社会コンファレンスinみやぎ
障害者の生涯学習に関わるワークショップ・ポスターセッション・展示発表、パネルディスカッション「共生社会について考える~地域の中で共に学び、共に体験し、関わり合っていくために~」などを通して、障害者の生涯学習を様々な角度から考えます。
【日時】1月31日(水)10:00-16:00
【会場】リフノス(宮城郡利府町森郷新椎ノ木前31-1)
主催:宮城県教育委員会、文部科学省

主催:特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン、文部科学省
共催:仙台市教育委員会、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
後援:宮城県教育委員会
協力:一般社団法人NOOK
文部科学省委託事業 令和5年度「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」

「手ではなすおはなしの会」
主催:仙台市民図書館・せんだいメディアテーク

申込方法

「要申込」のプログラム[A][B][D]については、WEBサイト内の申込フォーム、または下記の必要事項をご記入の上、郵送・電話・FAX・メールにてお申し込みください。定員になり次第、締め切らせていただきます。定員を超えてご希望に添えない場合のみ、ご連絡いたします。

必要事項
①参加希望のプログラム ②お名前(ふりがな) ③所属・活動 ④連絡先(居住市町村名、電話番号、FAX・Eメール) ⑤同伴者の有無、必要な配慮など

お問い合わせ

特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン東北事務局
〒980-8546 仙台市青葉区一番町3-11-15 仙台フォーラス7階
【 TEL 】070-5328-4208 
【 FAX 】022-774-1576 
【 Email 】soup@ableart.org

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
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