終了・報告

報告レポート「Fujisakiday×SOUPの取り組み」

場所
八木山動物公園フジサキの杜
日にち
6/11(土)-12(日)
時間
9:00-16:00

八木山動物公園の命名権(ネーミングライツ)契約を結んでいる百貨店・藤崎が主催で開催したイベント「Fujisakiday」に障害者芸術活動支援センター@宮城(SOUP)として、以下のことに取り組みました。

・「Fujisakiday」ロゴデザインのイラストに本多遼さんを紹介
・期間限定ショップ『杜のマルシェin八木山だズー!』の企画・運営
・シマウマ「エル」の作品公募と展示

動物好きアーティストによるイラストが「Fujisakiday」イベントロゴに!

「Fujisakiday」のロゴデザインに本多遼さん(宮城県立光明支援学校高等部3年)のイラストが採用されました。

イベント開催日両日ともに本多さんのライブペインティングのブースを用意し、休憩をとりながら描かれました。
本多遼さんの代名詞ともいえる「あいうえお表」を立ち止まって見ているお子さんや、本多さんに声をかける方など多くの方に見ていただきました。

また、本多さんのイラストは、屋内で開催していた「お絵かきパラダイス」の塗り絵の線画、「好きなアーティストの動物イラストを選んでオリジナルバッグを作ろう」にも提供し、どちらも好評いただきました。

tbc東北放送さんより取材をしていただき、その様子がウェブの記事でアップされています。
[ 「絶対バズりますよ!」太鼓判 17歳自閉症の“画家” 動物イラスト通じて社会とつながる | tbc東北放送 ]

商品のテーマは「動物」 「かわいいですね」という声が多かった

お菓子やパン、障害のある人の作品を元に作られたアート雑貨などを、製造・販売されている、宮城県内の福祉事業所さま11団体にご出展いただき、イベント限定のショップ『杜のマルシェin八木山だズー!』を開催しました。
ショップ名のロゴにはイベントロゴのイラストを手掛けた本多遼さんに描き下ろしていただきました。

会場が動物園ということで、商品のテーマを「動物」とし、新しい商品の開発や、限定のラッピングを考案して販売するラインナップを展開しました。
中には、クッキーのパッケージに、他団体のアート作品をモチーフにしたシールを使用するなど、出展団体同士のコラボレーションもありました。

その結果、雑貨やお菓子などを「かわいい」とお声がけいただくことが多く、お客様の中には、カバやトラ、馬といった特定の動物アイテムをお探しの方がお気に入りの動物をモチーフにした雑貨をご購入される方も多かった。

販売スタッフの記録より

・雑貨、お菓子、パンともにお客様から「かわいいですね」とお声がけいただくことが多かったです。
・各事業所さんの商品をいろいろ見させていただきましたが、皆、動物にちなんだもので、オリジナル性があり、商品のかぶりが少なかったように感じました。
・「トラ」「馬」「カバ」等、1種類の動物が大好きなお客様がいたため、それにちなんだ者が売れていた。
・パンもインパクトのあるものから売り切れていた。
・(価格の)高い物は売れにくかった。
・11時過ぎから14時頃が一番お客様が多かったように思います。
・雨のため、お客さんが少なく、傘を指しているとマルシェに気付いてもらえないかも!?と思い、声をだしていました。

シマウマ「エル」作品公募

2021年12月に誕生したシマウマ「エル」を記念して障害のある人の作品を使ったオリジナルグッズ作成の企画に協力しました。

障害のある人の作品を集めるために公募を行い、公募開始から約2週間で合計48点の作品が集まりました。
応募いただいた作品から主催者によって2点選考され、オリジナルグッズとしてハンカチ4色、ブローチ1種が商品化されました。オリジナルグッズは動物公園内のショップにて販売されております。

また、「好きなアーティストの動物イラストを選んでオリジナルバッグを作ろう」のコーナーともコラボレーションして、応募作品の中から3点を選んでバックやポーチの商品化につながりました。

シマウマ「エル」作品展示

ご応募いただいたすべての作品を連続旗(ガーランド)にプリントして、「杜のマルシェin八木山だズー!」の飾りつけのように展示して、会場に彩りを加えました。

この他に屋内では本多遼さんの原画と一緒に、応募作品の一部複製画を展示しました。



レポート
「杜のマルシェin八木山だズー!」:伊藤いづみ(エイブル・アート・ジャパン)
他:伊藤光栄(エイブル・アート・ジャパン)

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company