終了・報告
【レポート】第4回「アトリエつくるて」(「みんなでつくるよ広場の人形劇!」と同時開催)
- 開催日
- 2022年11月19日(土)
- 時間
- 14:00-17:00
- 場所
- 仙台フォーラス7階 エイブル・アート・ジャパン フリースペース&even
- 参加者
- 参加者17名(付添者3名)、スタッフ・ボランティア9名
- ファシリテーター
- 佐竹真紀子さん(美術作家)、しょうじこずえさん(アーティスト)
- 概要
- 1.プログラムの説明
2.つくる時間
3.作品をみる時間
今年度2回めとなった、「アトリエつくるて」と「みんなでつくるよ広場の人形劇!」の合同開催。
普段は、静かに作品制作に取り組む方が多いアトリエですが、この日は初参加の方や、これまでのアトリエでは珍しい中高生の参加者が数名いらして、いつもより明るく賑やかな活動となりました。
中学生の女の子は、器用に紙粘土を小さく丸めると、それをお団子のように串に刺し絵の具で色を付け、更に粘土を土台として串をたくさん立てて行きます。
カラフルなキャンディのような、おもちゃのような、楽しい作品が完成しました。
タブレットで絵を描いている女性と、その手元を興味津々でのぞき込む小学生の女の子。
女の子は以前からデジタルで絵を描くことに興味があったそうで、女性に教わりながら夢中でペンを動かしていました。
初めて参加された方は、色鉛筆をつかって、色とりどりの植物のような動物のような
繊細で不思議なカタチをたくさん描かれていました。
ご本人いわく「奇抜に見える」絵の、ひとつひとつに意味があるそうで、描き終わると「満足しています」とお話してくださいました。
色鉛筆で描かれた方や、他にも数名の方が、ご自身の作品を人形劇の舞台にもってきて人形と話しながら舞台の上でお話してくださったのですが、1枚の絵から次々と物語が生まれてくるようでした。
「絵を見せて、説明する」だけでなく、即興のやり取りから出てくる思いがけない言葉や発見が面白く、この日完成した舞台や人形劇との相性の良さを感じました。
今回は、じっくりと集中して作品制作に取り組む方、ふたつの活動の場を行き来して、いろいろな表現を楽しむ方。みなさん、ご自身のペースで参加されていました。
第3回、第4回の「アトリエ&人形劇」同時開催は、ふたつの創作活動の場を体験していただくための特別企画でしたが、アトリエファシリテーターが人形を操って対話したり、作品を見る時間では人形劇スタッフもアトリエに集まり、ひとりひとりのお話に耳を傾けたりと、スタッフにとっても、場所のつくり方の工夫やそれぞれの違った魅力を知る良い機会となりました。
レポート:伊藤いづみ(エイブル・アート・ジャパン スタッフ)