終了・報告

【レポート】ワークショップ・舞台芸術体験

■ワークショップ・舞台芸術体験

身近な材料で手のひらサイズの人形をつくり即興劇を楽しむ人形劇のワークショップ、五感を使った多感覚演劇の体験、さらにスポーツまで領域を広げてボッチャの体験と、3種類の異なるワークショップを実施しました。

人形劇舞台風景写真

①小さな人形をつくって、舞台で即興劇をしてみよう!

ファシリテーター:みんなでつくるよ広場の人形劇!
共催:みやぎ県民文化創造の祭典実行委員会

宮城県内を中心に活動する人形劇専門家や美術作家を講師に迎え、紙封筒を使った片手人形などの制作と、舞台上で人形を動かす即興人形劇の体験の2部構成で実施しました。参加者は、事前に申込みを受けた未就学児〜高校生の障害のある子どもとその家族が中心で、当日、障害のある大人や一般の親子参加もありました。
人形制作では、あらかじめ用意した土台に布やボタン等の素材を使って自由に飾り付けをして、紙封筒をつかった片手人形や段ボールをつかった棒使い人形を作りました。舞台では、スタッフの楽器演奏に合わせて、参加者が作った人形を動かし即興の人形劇を楽しみました。
このプログラムでは「造形」と「身体表現」といった2つの創作活動を行いましたが、終了時間まで工作を続け、人形は作らず舞台で人形を動かすのを楽しむなど、それぞれの楽しみ方で活動に参加していました。

参加者のこえ(アンケートより)
・自由にやりたいようにやらせてもらって、娘も楽しそうでした。
・みんなで、わいわい言いながら子供も自由に周囲の目を気にせず参加できたのがとても良かった。
・今回、初めてこういったプログラムに参加してみてスゴイ楽しかったし、素晴らしいと思いました。
・とても楽しみながら作っていた。ずっとスタッフの方に付き添っていただいていた。どんなのが仕上がるのかと思ったが、本人はとても満足いくものに仕上がった様で、嬉しそうだった。
・今まで工さくはにがてでしたが楽しかったです。

人形劇制作風景写真
人形劇制作風景写真
人形劇舞台風景写真

②フラットシアターフェスティバル 多感覚演劇「フェスタ!」体験版

共催:NPO法人アートワークショップすんぷちょ

声をだしても、上演中にじっとしていなくても大丈夫。さわる、きく、みる、かんじるなどたくさんの感覚を使いながら物語の世界を楽しむ演劇作品を体験しました。
会場の奥から歌がきこえてくると、大きな丸い円盤で周囲の人に風をおくりながら演者が登場!その瞬間、パッ!とお話の世界に切り替わる子どもたち。会場には観劇のブースをはみでるくらい小さな子どもを中心にたくさんの人が集まりました。
観客席にはウィンドチャイム、お花紙、小さなボウルが動いて音がするパイプが配られ、観客も演者の動きに合わせて楽器に触れたり音を出したりしながら、一緒に演劇をつくっていきます。そんな観客の反応も舞台の一場面になっていく、予測のできない劇が繰り広げられました。
約30分の上演後は、演者が使用したバラフォン、ジャンベ、太鼓などの楽器を自由にさわることができる体験の時間があり、子どもたちは実際に楽器を触りながら演者との交流を楽しみました。

参加者のこえ(アンケートより)
・とってもにぎやか。明るい気持ちになりました。
・静かに見なくてよかったり、動きまわってもよくて、楽しく見れました。
・見るだけでなく、実際に触れることもできて楽しめました。
・おもしろかった。参加者と共演する手づくり楽器がすてきだった。

演者が会場の奥から登場する写真
フェスタ全体の写真
楽器の体験をする写真

③インクルーシブスポーツキャラバンmini

協力:障がい者サポーターズGolazo!、尚絅学院大学

障害の有無に関わらずスポーツを通じて交流する「インクルーシブスポーツキャラバン」を定期的に開いている障がい者サポーターズGolazo(ゴラッソ)!さんと尚絅学院大学さんにより、ボッチャの体験がおこなわれました。尚絅学院大学の学生のみなさんが、自由にボールを投げて楽しむ、少しゲーム性を持たせるなど、参加者一人ひとりに合わせたルールや場の使い方を提案。小さな子どもから大人まで、幅広くボッチャを楽しむ様子が見られ、和やかなスポーツ体験の場となりました。

参加者のこえ(アンケートより)
・初めて参加しましたが、子供と一緒に楽しく参加できました。
・大学生と小学生とあそべてたのしかった。

ボッチャを体験する参加者の写真
ボッチャを体験する参加者の写真

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company