【見本市】南東北・北関東ブロック障害者芸術文化活動支援センター研究発表会

障害のある人がそれぞれの地域で文化芸術を楽しみ、活動がおこなえるよう、都道府県ごとに「障害者芸術文化活動支援センター」が設置されています。今回の見本市では、南東北・北関東ブロック（宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬）の支援センター※が会場に集結！各地域の取り組みを紹介します。
※支援センター準備室も含む
［令和4年度 厚生労働省 障害者芸術文化活動普及支援事業］

発表内容

［オリエンテーション］13:00−13:10

［セッション１］13:10-14:20（70分）
テーマ：美術館運営を母体とした「支援センター」事業の力とは
キーワード：作家と作品の情報収集、作品展示、作品販売、文化のネットワーク、プログラムの質
内容：「はじまりの美術館」「もうひとつの美術館」という美術館運営を通じて、障害のある人たちの表現を社会に開き、やわらかに共感者・協働者となる市民をいざなうふたつの「支援センター」。その実践の強みと社会へのインパクトとは？
登壇者：
●［福島］小林竜也（はじまりの美術館）
●［栃木］五味渕 仁美（とちぎアートサポートセンターTAM）

［セッション２］14:40-15:50（70分）
テーマ：ネットワークハブとしての「支援センター」事業の未来
キーワード：人財の収集・発信、広域・異分野マネジメント、アーティスト・デザイナーとの協働
内容：共通するのは、地域に向き合い活動する芸術系大学や文化施設があること。ここで育まれる人材が、障害と芸術文化の分野を豊かにしています。
山形ビエンナーレとの共同企画「まちのおくゆき」や、茨城県内における福祉・医療・芸術文化の実践者との取り組みからは、ネットワークの要としての「支援センター」像がみえてきます。
登壇者：
●［山形］武田和恵（やまがたアートサポートセンターら・ら・ら）
●［茨城］小堀幸子、ミヤタユキ（いばらき障害者芸術文化活動支援センター準備室）

［セッション３］16:10-17:20（70分）
テーマ：「中間支援組織」である支援センターがあることでかわる地域と未来？！
キーワード：支援センターの機能〜相談支援、人材育成、関係者のネットワーク、発表機会の確保、情報収集・発信
内容：群馬県にはまだ「支援センター」はないものの、多様な活動団体や担い手がいます。一方、宮城県は８年間の「支援センター」運営を通じて、環境醸成に取り組んできました。「中間支援」とは、いったいどのような概念に基づいた、どのような機能なのでしょうか。ふたつの地域の具体的な取り組みから、かわる地域と未来を考えます。
登壇者：
●［群馬］多胡宏、野村裕子（ぐんま障害者芸術文化活動支援センター準備室）
●［宮城］高橋梨佳（障害者芸術活動支援センター＠宮城／SOUP）

［まとめ］17:20-18:00（40分）

全体進行：柴崎由美子（障害者芸術活動支援センター＠宮城／SOUP）

主催者メッセージ

NPO法人エイブル・アート・ジャパンは、令和３年度から「厚生労働省　障害者芸術文化活動普及支援事業」により南東北・北関東ブロック障害者芸術文化活動支援センターの運営を担当しています。
互いの地域の特性（成果も課題も）、支援センターの母体団体や職員の特性（長所も短所も！）をもまるごと受け止めて、どうやったら、支援の先にいる障害のある人も（ない人も）生き生きとした人生を送り、またそれを支えることができる環境をつくることができるのか。宮城・山形・福島・栃木・茨城・群馬の支援センター職員が、たくさんの試行錯誤をつづけ、仲間として、ともに歩んできました。
このたび、自分たちの考える「支援センター」のあり方を、日々の事例とともに発表し、分かちあい、検証し、社会の共有財産にしていくための「研究発表会」を実施します。
ぜひ、等身大の支援センター職員の姿を見に、話をききに、本会にお越しください。
きっと、ここには、あなたの地域のなかに応用できそうな視点があるはずです。
また、参加者のみなさまとの情報交流を通じ、私たちも、さらに一歩先へ活動をすすめるためのエネルギーを蓄える機会にしたいと思います。
（NPO法人エイブル・アート・ジャパン　柴崎由美子）