終了・報告

【終了しました】《 スウプノアカデミア 》LIFE第3回「洪水こうずい土砂災害どしゃさいがいにあったらどうするの?〜マイ・タイムラインをつくろう!」

開催日
2021年10月10日(日)
時間
14:00-16:00
場所
せんだいメディアテーク7F 会議室a・b

近年、増加している大雨災害に備え防災意識を高めるために、仙台市危機管理局より防災・減災アドバイザーの折腹久直さんをゲストに迎えて防災に関するプログラムを開催しました。
「マイ・タイムライン」という大雨災害から命を守るため、自ら考えて作っておく避難行動表の作成を仙台市で積極的に広報しており、今回、メインの活動に設定しました。
折腹さんによる防災講座は、実際の防災グッズを確認しながら行い、参加者と会話しながら防災意識を高められました。

・おりはらアドバイザーの3分間防災ちゃんねる
https://youtube.com/playlist?list=PLyYrwIoRqZJjuUetOi_T3cJzwh3hNq_x0

災害が起こったときは、まずは自分の身を守る行動を!

折腹さんに持参いただいた防災グッズを確認しながら、防災について学びました。
講習の中で、家の中の安全対策、地震が起きた時に身を守るシェイクアウト訓練、食料・飲料水の備蓄などをお話しいただきました。

災害と避難についてもお話しいただきました。
動画やスライド資料を見ながら、大雨やそれに伴う危険や避難について学びました。

マイ・タイムラインをつくろう!〜命を守るための適切な避難行動〜

避難行動表「マイ・タイムライン」を作りました。
1項目ずつ進め、一緒に作っていきました。

・マイ・タイムライン
https://www.city.sendai.jp/anzensuishin/kurashi/anzen/saigaitaisaku/sonaete/mytimeline.html

・仙台防災ハザードマップ
http://www.city.sendai.jp/anzensuishin/kurashi/anzen/saigaitaisaku/hazardmap.html

① 自分の住んでいる場所や通っている場所をハザードマップから探して、その場所の災害リスクを調べる。
② ハザードマップで確認した災害リストなどに応じた避難する場所の候補を考える
③ 避難方法と避難にかかる時間、避難開始のタイミングを書く
④ 避難情報の入手方法を確認する

このあと、事前準備や避難時に持ち出す物もマイ・タイムラインでは記載しますが、今回は時間が足りず、行うことができませんでした。

ぜひマイ・タイムラインを支援サービスの利用計画の一部に!

最後に会場とオンラインからそれぞれ感想や質問をいただいておわりました。
会場の参加者からは、折腹さんに向けて、マイ・タイムラインはとてもいいものなので、障害者の支援計画に、マイ・タイムラインの作成を組み込んではどうか?という提案もありました。

スウプノレコード

・なかなか避難するのは難しい。災害に関する知識は、沢山つきました。
・楽しく受講できたことは良かったです。
・近年、各地で災害が多発しており、より意識を高める機会になったこと。また、マニュアル通りにはいかないため状況に応じた対応をとることが必要だと参加前から考えていた。
・ハザードマップを見て浸水のところはなかったけど、土砂災害の警戒地域が近くにあったので、気をつけようと思いました。
・警戒レベル3・4で避難するべきだ!と学びました。

担当者の振り返り

伊藤光栄(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)
東日本大震災を経験して、障害のある人の避難の逃げ遅れや避難所における生活など、様々な問題を耳にしてきました。そこで、障害のある人にとってわかりやすい実用的な防災の講座を作りたいと思い、この講座を設定しました。
講座の企画にあたり、ネットで見かけた3分でまとめた仙台市の防災講座がよくまとまっており、それにご出演していらっしゃった折腹さんをお招きしました。折腹さんの明るさもあり、楽しい講座となりました。後半のマイ・タイムライン作成については、つまずく方も多く時間も長くなってしまったことから、わかりやすさやスムーズな進行など、今後も検討していきたい課題だと思いました。
また、今回、仙台市危機管理局と連携してできたことで、参加者に行政の取り組みを知ってもらう機会をつくれたこと、また、逆に参加者から折腹さんに要望や意見を伝える機会もつくることができました。

レポート:伊藤光栄(SOUPスタッフ)

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