終了・報告
《 SHIRO Atelier&Studio2021 》報告レポート「みんなでつくるよ広場の人形劇!」第4回
- 開催日
- 2022年01月15日(土)
- 時間
- 14:00-17:00
- 場所
- 日立システムズホール仙台 交流ホール
今回の人形劇ワークショップは、仙台市で人形劇役者として活動する伊藤哲さんをお招きし、人形の動かし方をみんなで研究・体験する時間と、美術家の佐竹真紀子さんと上演で使う舞台美術の製作を行う時間の二本立てでした。
まずは、今までのワークショップで作った人形たちを伊藤哲さんに動かしてもらいました。
ふわふわと軽い感じやコミカルな感じ、と個性に合わせて人形が生きているように動く姿を見て、参加者からは「すごーい!」と歓声が上がっていました。
子どもたちはすぐに自分もやってみたくなり、持っている人形を動かします。みんなで輪になり、伊藤哲さんの動きを見ながら行進しました。
舞台美術の製作では、佐竹真紀子さんを中心に3つの島を作りました。
三角のとがった島を作っていた親子は、どのような配色で塗ろうか楽しそうに相談をしながら進めていました。
きれいな浜辺のある島を作っていたグループは、浅瀬にお魚を何匹も真剣に描いていました。
半月のような島を作ったグループは、きれいな黄色になるようにこだわりながら何度も色を重ねていました。
楽士隊はみんなの製作の様子を見ながら、移動して音楽を奏でていました。
最後に、出来上がった島を実際に舞台に設置してみて、上演のイメージをみんなで考える時間をとりました。
海の波があるといいね、という意見があり、実際に青い布で動かしてみると、子どもたちは波の上に乗りとても楽しそうでした。その姿もお芝居に取り入れてもいいかも、と盛り上がりました。
今回のワークショップで、参加者さんから「人形劇役者の人形の動きを生で観る時間があったことで、今まで以上に人形の動かし方にこだわって楽しかった。」という感想をいただきました。
次回は、どのような物語を作るかに重点を置き、人形劇ワークショップに参加している皆さんの一人一人の魅力と人形の表現、島や飾りを活かした舞台をつくる時間にしていきます。
レポート執筆者 正木千尋