終了・報告

《 SHIRO Atelier&Studio 》アトリエつくるて②[報告レポート]

開催日
2019年11月16日(土)
時間
14:00~17:00
場所
東北リサーチとアートセンター[TRAC]
主催
特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン/公益財団法人仙台市市民文化事業団/仙台市
《2019年度仙台市文化プログラム SHIRO Atelier&Studio -ともにつくる芸術劇場-》

「アトリエつくるて・第2回」

仙台市の文化施設を活用した定期的なアトリエ事業を開催しています。
絵を描いてみたいな、いつも家で自己流の創作をしているけどみてほしいな、関心をもつ仲間と出会う機会がほしいな、障害のある人の表現活動のサポートをしたいな、など障害のあるなしに関わらず、どなたでも参加できるプログラムです。

SHIRO Atelier&Studio

11/16に行われた第2回のレポートをご紹介します。今回のレポートは、第1回、第2回のファシリテーター福田さんにお願いしました。


つくるて1回目と2回目のファシリテーターの福田です。
東北リサーチとアートセンター[TRAC]にて行われたアトリエつくるて第2回目の様子をお伝えします。
最初に、2人のファシリテーターから画材の紹介がありました。
次に1回目から新しく追加されたパレットナイフや絵具の説明をしました。



説明が終わると創作の時間です。絵具、パステルやクレヨン、折り紙、色鉛筆、紙粘土、ダンボールや画用紙などそれぞれが興味のある画材を手にとり、創作活動開始です。



ファシリテーターとお話しながら新しい画材に触れてみる人や、自分の好きな画材を使い集中して手を動かし続ける人など、つくるてには色々なスタイルの人が集まっていました。
また、ファシリテーターと一緒に絵具を筆ではなく指につけて描き、画用紙を自由な向きに回転させながら作っていく場面もありました。



最後にお茶を飲みながらみんなで作ったものを鑑賞します。
鑑賞の時間では参加者が共に創作の時間をふりかえり、言葉にして共有します。
ファシリテーターや他の参加者から質問や感想もあり、にぎやかな様子で進みました。
厚紙を使用して作ったバイオリンを演奏している姿も見られました。



つくるてでは1回ごとに作品を仕上げるなど決まりはないので、次の回で継続して作ることや、家に持ち帰って作ることもOKです。
2回のつくるてを通し、私はファシリテーターとして参加者の方が使ったことのない画材との出会いをサポートするよう心がけました。どんな表現に向いているか、どんな作り方ができるかアドバイスし、時には一緒に制作もしました。
参加者の方のそれぞれの創作のひたむきな姿勢から、私自身が彼らからそのエネルギーをたくさん分けてもらいました。
つくるてでは他の人と同じ空間で創作します。個々の作っている作品が鑑賞や交流を通じ参加者一人ひとりに影響を与え合う空間です。この場所だからできるものがあるのだと実感しました。

次回は来年の1/25(土)の開催になります。皆様のご参加をお待ちしております。

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company