終了・報告

【報告】平成29年度 障害者芸術文化活動普及支援事業@宮城

場所
宮城県内各所
期間
2017年6月~2018年3月

NPO法人エイブル・アート・ジャパンは、平成26年から「障害者の芸術活動支援モデル事業」
として「まぜると世界が変わる」をコンセプトにSOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)の
活動を実施してきました。
そして29年度からは「障害者芸術文化活動普及支援事業」(厚生労働省補助事業)に採択をいただき、
障害のある人の芸術文化活動の更なる振興を目指すことを目的とし、新しいステージでの活動を
スタートしました。平成29年度 障害者芸術文化活動普及支援事業の報告ページです。

























(1)障害者の芸術活動支援センター(愛称:SOUP)
【相談の窓口の設置】
障害のある人やその家族、支援者に対しての相談窓口を設置。関係機関の紹介やアドバイスも行いました。

主な相談内容
美術:障害のある人自身から表現や発表の場を求める相談や、支援学校卒業後の表現活動や場づくりの相談など。
舞台美術:福祉施設での身体表現活動について、活動を継続させるための相談や、身体表現のファシリテートについての相談など。

【人材育成のための研修】
・創造する力をつくるSOUPの研修/仙台市2017.12-2018.3
障害のある人の芸術活動支援に関する研修会、障害のある作家の著作権保護に関する研修会を実施。

【参加型展示会・公演の開催】【鑑賞支援事業】
舞台公演
・SOUP STAGE「ミクストジャーニー」/仙台市2018.2.17、2.18
展示協力
・第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会『全国連携展示』/奈良市2017.11.7~11.12
・北海道・北東北アール・ブリュット展/青森市2017.11.29〜12.3/函館市2017.12.20~12.26/札幌市2018.1.16~1.21
・図解!どうぶつもよう/仙台市2017.12.1~12.24
企画・協力
・宮城・山形の障がいのある人の表現活動を紹介する展覧会「みやぎ・やまがた こだわり交差展」/山形市2018.2.7~3.15
共同主催、企画
・立ち上がりの技術 vol.02 「つくる手 さぐる手 かきわけて」/仙台市2018.3.23~4.22

【調査、発掘・評価発信事業】
県内アンケート調査を実施。対象は宮城県内の障害のある人で、その活動先は自宅、福祉施設、企業、支援学校・支援学級、民間アトリエ等。
アンケート調査から26名の作家情報が集まりました。東日本大震災後に表現活動を始めて継続している福祉施設から作家が育ってきていたり、民間のアトリエや福祉施設では、時間をかけて活動を行っていることで多様な表現が生まれていました。選考には昨年度の調査内容と比較しながら議論を行いました。委員からは画材や環境を整えたりすることでさらに引き出せる表現があり可能性を感じたと同時に、専門家のサポートが必要と感じるなどの意見がありました。。

今年度より発掘された作家はSOUPのページにて確認できます。

■「障害者芸術文化活動普及支援事業@宮城」には以下の方たちが協力委員として参加しました。
 (敬称略・50音順)
アイハラ ケンジ(東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィックデザイン学科 准教授)
青木 ユカリ(せんだい・みやぎNPOセンター 常務理事)
伊藤 秀晴(仙台市健康福祉局障害者支援課 課長)
上林 佑(弁護士)
古山 周太郎(東北工業大学ライフデザイン学部安全安心生活デザイン学科 准教授)
齋 正弘(宮城県美術館元教育普及部 部長)
佐藤 謙一 (宮城県保健福祉部参事 兼障害福祉課 課長)
関口 怜子(公益財団法人宮城県文化振興財団 理事)
中山 秀一(仙台市文化観光局文化振興課 課長)
日野 和典(宮城県環境生活部消費生活・文化課 課長)
松﨑 なつひ(宮城県美術館教育普及部 学芸員)
八巻 寿文(せんだい3.11メモリアル交流館 館長)
吉川 由美(有限会社ダ・ハ プランニング・ワーク代表取締役)
柴崎 由美子(特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン 代表理事)

報告PDFデータはコチラ↓
29年度報告.pdf

バナー:障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
バナー:ABLE ART JAPAN
バナー:Able Art Company