展覧会

首藤 和子「糸でつむぐ絵画」【 のぞみ福祉作業所 】【 HERALBONY 】

【情報発信協力】6/29(土)まで
首藤 和子「糸でつむぐ絵画」
宮城県南三陸町にある、のぞみ福祉作業所/NOZOMI PAPER Factoryに在籍する作家、首藤 和子さんの個展が盛岡で開催中です。
会場のHERALBONY GALLERYは、一つ前に投稿した佐竹真紀子さんの個展を開催しているCyg art galleryから徒歩圏内です。
GWに盛岡へお出かけのかたは、ぜひ一緒に巡ってみてください。

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首藤 和子「糸でつむぐ絵画」
2024年4月11日(木)〜6月29日(土)
木・金 12:00~18:00
土・祝 10:00~12:00 / 13:00~17:00
会場:HERALBONY GALLERY
〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38 @HOMEDELUXビル4F
https://store.heralbony.jp/pages/heralbonygallery-iwate

のぞみ福祉作業所/NOZOMI PAPER Factory(宮城県南三陸町)に在籍する作家、首藤 和子氏による個展を開催します。
「のぞみ福祉作業所」は、宮城県南三陸町にある生活介護事業所です。東日本大震災の復興支援をきっかけに、「NOZOMI PAPER Factory」として2015年に活動をスタート。手漉きの再生紙「NOZOMI PAPER®︎」の製作と、各自思い思いのアート活動を行っています。
自由で和やかな雰囲気の作業所の中で、日々制作に没頭する首藤和子さん。以前は、さまざまな生き物のイラストを描いていましたが、2017年頃、地元の方々から支援でいただいたことがきっかけに、毛糸という素材に出会いました。描いた下絵に毛糸を貼り合わせていく自分の表現方法を見つけ、日々模索しながら制作を続けています。
毛糸作品のモチーフとなっている鮮やかな色合いの「鳥」は、2019年以降に新型コロナウイルスの影響で、外出自粛などさまざまな制限の中、作業所のみんなや地域の方々が明るい気持ちになるように、いつかまた羽ばたける日がくることを願って制作されました。
もう一つ、首藤和子さんの作品の素材となっているのが、東北三大祭りの1つ「仙台七夕まつり」に使われた、七夕飾りのカラフルな和紙です。もともとはNOZOMI PAPER Factoryで紙漉きの材料としてリサイクルされていました。
一枚一枚、和紙をねじって作った「紙撚り」を毛糸と同様に、下絵にあわせて貼り合わせていきます。暖かみのある毛糸の作品とはまた違った、より複雑な密度がありながらも繊細さが魅力の画面に仕上がります。
全国から寄せられる支援の想いをアートでつなぎ、人と地域との関係を織りなしながら、社会の循環の一部となっています。じっくり時間をかけて糸でつむぎ、たくさんの想いの詰まった作品を通して、すこしでも優しい気持ちになりますように。

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