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障害者芸術活動支援センター@宮城

お知らせ

《SHIRO Atelier&Studio》アトリエつくるて⑤報告レポート

2021.03.28    報告

[日時] 2021年1月16日(土)14:00~17:00(16:00以降は茶話会)
[会場] 青葉の風テラス
[ファシリテーター] 佐竹真紀子さん(美術作家、一般社団法人NOOK)、しょうじこずえさん(アーティスト)

サポートスタッフの櫻井香澄さんのレポートをご紹介します。



早いもので、今年度最後の開催となりました。第5回目の「アトリエつくるて」の様子を振り返ります。
世間話に花が咲き、「アトリエつくるて」がいつもの通りゆったりと動き出しました。
初参加の女の子は、初めは恥ずかしそうな様子でしたが、すぐに場に馴染んでいました。画材を持ってポーズを取るなどごきげんで、始まる前にいち早く紙を広げてライブパフォーマーのように描き進めていました。
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挨拶が終わり、いよいよ画材の説明に入ると、女の子が代表して一緒に画材を紹介してくれました。この女の子は今回、粘土や切り絵、水彩など様々な素材を使いこなし、大量の作品を生み出しました。回を重ねるごとに、空白の使い方が巧みになっています。
女の子の友達の男の子は、まるで風景からインスピレーションを得るようにして、絵の具のチューブから直接紙に描いていきました。惜しげもなく絵の具を使い、サラダや海鮮、ピザなどの食べ物を立体的に作り出しました。作品の話をすると、素敵な笑顔で答えてくれる姿が印象的でした。
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参加者の方々の中で、卓越した集中力を見せていた方がいました。ものすごい速さと細かさで描き上げる色鉛筆画は色鮮やかで、南国のジャングルを彷彿とさせるような活気に満ちていました。
この方に引けを取らずに没頭していた方が「アトリエつくるて」を通して自宅でも制作を続けていた大作を、ついに完成させていました。芸能人をモデルにした、壁像のように重厚でモダンな作品となりました。すぐに新作の制作に取り掛かっており、その制作意欲には驚かされるばかりです。
また、色鉛筆でかわいらしいラインスタンプを作っている女の子もいました。おはようスタンプ、ありがとうスタンプ、OKスタンプなど普段使いにちょうど良い、つい欲しくなってしまうラインナップです。
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今回は貼り絵の作品がたくさん見られました。
1つ目は、青、紫、水色、黄色の紙をランダムに散りばめた作品。作品のテーマは秘密、ということでした。あまり語らないその姿勢に、惹きつけられてしまいます。
2つ目は、きらきらした折り紙をまるで金平糖のように丸く切り抜いて、角に額縁のように置いた作品です。切り残した折り紙も全て使う所作から、折り紙への愛情を感じさせます。
3つ目は、紅葉した木の貼り絵で、会場の風景をテーマに作った作品です。他にも、猫のお面を制作していました。普段は動物の絵を描いているということで、以前描いた作品も見せていただきました。どの素材も自分の色に染める方の作品は、力強く暖かな色彩を持っていました。
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優しく淡い水彩画を描く方もいました。まるで朝の雪景色のように滲んだ色に、青いペンで植物を書き加えた作品です。ロマンチックな作風に、会場から思わずため息が漏れました。描いた後に向きを変えることで、画面をより面白くしようと工夫していらっしゃいました。
また、いつもペン画を描いている方が、織物をテーマにした作品を制作しました。筆ペンを使って、柔らかい線を慎重に描き加えていました。長方形のパターンや余韻が残るような点の打ち方が、作品に謎めいた魅力を持たせていました。
他にも、付き添いの方が描いてくださった作品もありました。夕焼けの風景写真を参考に、クレヨンをぼかすことで光を巧みに表現していました。
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今年度最後の開催ということもあり、参加者の皆様やボランティアの方々にコメントを頂きました。今年度は「アトリエつくるて」にご参加いただき、誠にありがとうございました。来年度もまたこの場所でお会いできることを楽しみにしています。
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