2020.10.30 報告
《SHIRO Atelier&Studio》アトリエつくるて③報告レポート
[日時]2020年10月11日(日) 14:00~17:00(16:00以降は茶話会)
[会場] 青葉の風テラス
[ファシリテーター] 佐竹真紀子さん(美術作家、一般社団法人NOOK)、しょうじこずえさん(アーティスト)
第3回のアトリエつくるても、無事開催することができました。
サポートスタッフの櫻井香澄さんのレポートをご紹介します。
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前回に引き続き、アシスタントとして参加させていただいた櫻井です。
第3回目の「アトリエつくるて」の様子を振り返ります。
今回は、初参加の方やボランティアの方がたくさんいらっしゃって、アトリエにも新しい風が吹き込みました。あいにくの雨天でしたが、始まる前から人だかりができていて、活気で溢れていました。
早速、ファシリテーターから画材の説明があり、今日は初参加の方から画材を選ぶことになりました。画材に視線が集まり、待っている人たちもなんだかうずうずしています。はやく作りたい、という思いが伝わってくるようでした。
今回人気だった材料は、よく伸びる粘土です。絵の具を混ぜて着色すると、複雑で面白い色合いを出します。そばのように細長くしてみたり、ちぎってはくっつけてみたり、と子どもたちの手にかかれば粘土は何にでもなります。
足形をとってみたり、こねてパン屋さんごっこをしてみたり、次々と楽しい遊びを編み出していきます。身体全体をつかいながら、手足を絵の具まみれにして作品を作る子どもたちは、いきいきと輝いて見えました。
一方で、折り紙を使った作品も多くありました。破ったり、はさみで切ったりして、貼り絵を作っていきます。有名アニメをモチーフにした作品も見られ、お互いの作品を見せ合い交流する場面もありました。
大きな紙の真ん中に穴をあけて、首を通せばお洋服ができあがり。机の周りをご機嫌に行進する女の子。まるで近所のお兄さんと遊ぶように、参加者の方とチャンバラごっこをしている男の子。大人の方々は、そんな子どもたちの賑やかな様子を見守りながら、黙々と制作に打ち込んでいました。奥深いストーリー性を感じさせる絵を描く方や、まるでクリムトのような複雑な模様を慎重に書き込んでいく方も、場にそっと寄り添ってくださっていました。
今回はボランティアの方との関わりもあり、作ることを見守るスタンスについて考えさせられました。より居心地よく、伸び伸びと作れるアトリエにできるよう、対話を大切にしたいです。次回もまたお会いしましょう。