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障害者芸術活動支援センター@宮城

お知らせ

《 SHIRO Atelier&Studio 》アトリエつくるて④[報告レポート]

2020.03.29    報告

「アトリエつくるて・第4回」
日時:2020年2月15日(土)14:00~17:00
場所:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
主催:特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン/公益財団法人仙台市市民文化事業団/仙台市
《2019年度仙台市文化プログラム SHIRO Atelier&Studio -ともにつくる芸術劇場-》

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全4回を通じて参加者さんたちの制作の見守りをさせていただきました、ファシリテーターの佐竹です。
今回のレポートでは、2月のアトリエのご報告兼今年度の総まとめとして、「アトリエつくるて」という創作の場を振り返ってまいりたいと思います。

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アトリエも第4回目となると、参加者のみなさんもすっかり場に慣れたご様子。集まって早々に「今すぐに描き始めたい!」との意気込みを感じ、今回は挨拶を短めに、すぐに創作の時間がスタートしました。
これまでのレポートでもキーワードに上がっていますが、アトリエつくるては、参加者が好きなものを、お好みの画材で創作していい場所です。今日描くモチーフをあらかじめ下書きしてきている人もいれば、前回の作品を続ける人、素材に触れながらゆっくりイメージを膨らませていく人、思い切って途中から別のことを始める人もしばしば。
描く題材や使う素材が決められたところから制作が始まる絵画教室や創作サークルも多い中、「自分の好きなようにしてみてくださいね」と言われ、いざ始められるかというと、それはそれでとても難しい。そのようなわけで、このアトリエで淀みなく手を動かしているみなさんの姿を見るたびに、いつも驚かされます。つくる行為自体を素直に楽しんでいるからできることなのかもしれないし、自分の持つイメージをそれだけ大事にできている、ということでもあるのかもしれません。
また、このアトリエが普段できないことにチャレンジできる機会にもなるよう、第3回目からは共作できるコーナーも設置しました。大きな模造紙を囲んでこどもたちが歌を口ずさみながら絵を描く様子も見られるなど、“好きなこと”や“できること”を広げる試みも続いています。

さて、作品が思うようにできてもうまくいかなくても、つくった直後に「これを誰かに見てほしいな、知ってもらいたいな」という瞬間があるんじゃないかと思い、創作の時間のあとには必ず“見る時間”を設けています。回数を重ねるうちにみなさんの作品の変化を実感するのはもちろんのこと、全員の作品を一緒に見聞きすることで、参加者同士が少しずつ打ち解けあっているようにも見受けられました。
集中して制作している合間に、おとなりさんの作品をちらりと見てひと休み、また自分の制作に戻る。その日の自分の制作について話すだけでなく、他の人の作品の感想についてもコメントして、意見交換をしてみる……ちょっとしたことかもしれませんが、ひとりで制作していては絶対にできない経験です。
年齢も、性格も、普段いる場所も全然違う人々が集まっているからこそ、居合わせた人たちがお互いをちょっと気にかけながら同じ場を共有している「アトリエつくるて」。学校や職場など、普段いる場所の他に、参加者さんの日常の中のひとつの居場所として、このアトリエが続いていくといいなと感じています。来年度もまたお会いしましょう~!

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