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障害者芸術活動支援センター@宮城

お知らせ

【SOUPの研修2018】展示会のひらき方に関する研修 ・プログラムA「報告レポート」

2019.03.25    報告

【SOUPの研修2018】展示会のひらき方に関する研修
プログラムA 実践!「伝えるための1・2・3!」

SOUPでは2018年12月6日に、展示会のひらき方に関する研修を行いました。
参加者である、NPO法人ポラリスの岩佐風美香さんによるレポートを掲載します。

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 午前の部は、イベントとそのテーマをデザインによって第三者にわかりやすく伝わるためのコツを学びました。
この時間は、はじめにグラフィックデザイナーである講師の渡邊達也さんの紹介から始まりました。
その中で、まずお客さんに来てもらうためには、まじめなことをただそのまま紹介するのではなく、あえてポップに表現したりすることが重要であるなど、グラフィックデザイナー(=情報を伝える人)として心掛けていることなど教えていただきました。そこで私の学んだことは、デザイナーの持つ創造性を生かすことの前提に、伝える情報と第三者への伝わりやすさがあって創造することが始まることでした。
又、グラフィックデザイナーの仕事の理解と楽しさを感じることもできました。仕事としては大変だと思われるけれども、その分おもしろく情報を伝えるという“やりがい”があって素晴らしい職業だと感じました。
その方から展示会についてのノウハウを教えていただいた中で特にためになったことは、キャプションの内容によって観客のアーティストに対する興味が生まれるということでした。渡邊さんの話では、アーティスト名と作品名だけの場合だと情報が少ないため、観た人が想像をかきたてるようになっている、という話でした。
さらに、そこへ作品に使用した画材の紹介やアーティストの情報(ブログ、SNS等)を加えることでアーティストへの興味・関心が湧くという観た人の心理を探る方法も教わりました。その中で私の学んだことは、展示会を開く上で大切な目線は、まずは第三者としてこれから開く展示会を評価する目線なのだということでした。
今後、当法人でアートの展示会を催す場合は、今回の学んだこと・感じたことを活かして展示の仕方にこだわっていきたいと思います。
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この時間の後半は、6人程の班をつくり、3人の作家のよる展示会のキャッチコピーをつくるワークショップでした。
あらかじめ作家とその作品を紹介している記事を読んで、詳しい情報を掴み、それを基にキャッチコピーやチラシの構成を考えていきました。その記事を読んだ中で私が感じたことは、作家の個性について文章に表されているところが、記事を書いたライターの情報の伝えるスキルの高さを感じました。それは、作品の写真との組み合わせもあり、その作家の人物像、どんな作品をつくり、どんな作業環境にいるのか、情報を基に構成を練り上げる側を体験して、重要なことであることも学びました。
作業については、グループ作業でしたので個人だけの発想でつくりあげることはなるべく避けて、各々から出た発想の“イイね”と思える部分を構成に練り込んでいきました。班で一緒になった人は、同じ人間でも発想や優先順位の考え方が異なっていました。表紙と裏表紙の各デザインは、グループ内の2人が担当して、全員で決めたことに合わせて作りあげていくことになりました。私は、その2人のうちの1人として、裏表紙の方を担当しました。その中で当たり前の事ながら、自分の考えを他の考えをすり合わせる難しさを感じました。
発表では、まだ時間と構成の不十分さが多少あってドキドキと緊張を感じました。私は裏表紙の大まかなデザインと構成に手を付けていましたので、その旨についての説明を一部、声を震わせつつ話をすることができました。自分の班の発表が終えた後、それぞれの班の発表を聴いて、観ていました。発表された班の中では、より細かく構成をつくりあげた班や、表紙に力を入れてオシャレにデザインされた班もいました。私は、どの班も3人の作家の特徴を捉えての仕上がりがそれぞれ異なっていることの面白さがあると感じ、ワークショップの時間を楽しむことができました。同時に、このチラシを観る人へ情報を伝えなくてはならない、という観点を忘れてはならなかったのだと後に思い出しました。
今回の午前の部では、作品展示の前に重要な第三者へ作品展示の情報を伝えることと、その媒体であるチラシの構成方法を学ぶことができました。これらの学びを活かして、当法人で展示会を開催する準備に役立てたいと思います。

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