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障害者芸術活動支援センター@宮城

お知らせ

〔SOUPの研修 報告②〕こころの動きをつかまえる・身体の可能性をみつけるじかん

2018.03.30    報告

SOUP(障害者芸術活動支援センター@宮城)は、人材育成研修として「創造する力をつくるSOUPの研修」を
2018年1月〜3月に開催しています。身体表現ファシリテータ養成ワークショップのひとつとして、つどいの家・コペルにて実施された「こころの動きをつかまえる・身体の可能性をみつけるじかん」報告レポートです。

○こころの動きをつかまえる・身体の可能性をみつけるじかん
つどいの家・コペルの利用者対象のワークショップに参加し一緒に体験しました。
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日 時 : 2018年3月5日(月) 16:00~17:30 講座
     2018年3月6日(火) 13:30~15:00 ワークショップ
     15:00~16:00 振り返りディスカッション
会 場 : 社会福祉法人つどいの家 つどいの家・コペル
     (仙台市若林区上飯田1-17-58)
参加者 : 19名
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[WS]
今回はつどいの家・コペルを会場とし、利用者を交えて、コペルの職員や他施設の職員等が参加しました。
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ファシリテーターを務めるのは、川熊美貴さん。
まずは簡単に自己紹介。そして椅子に座りながら、ストレッチ、ウォーミングアップを行います。簡単なストレッチで身体を伸ばしたり、ほぐしたりします。自分でできない人はだれかに手伝ってもらったりします。
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身体の各所を回していきます。それが少しずつ大きくなり、腕が動き始めます。
続いて足、腰など、身体の部位それぞれが動き出します。みんな自由に動き回り、「踊り」始めました。
音楽を流しながら、身体をスタートアップしていきます。
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ひと通り踊った後、最初の車座に戻ります。
まずは川熊さんがみんなにハイタッチ。
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続いて参加者の有志が誰かにハイタッチをしにいきます。最終的には全員でハイタッチをし合います。
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川熊さんが手拍子でリズムを取り始めました。参加者も自然と手を叩いてリズムを取り始めます。リズムを取りながら、順番に様々なアクションをしていきます。みんなはそれを真似してアクションします。
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次は、ハイタッチの手をつなぐバージョン。ビリー・ジョエルのBGMとともに、しっとりとしつつも和やかな雰囲気で踊り始めます。
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BGMが次々と代わり、みんな自由に動き出します。知っている楽曲に反応する利用者さんも。
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最後はみんなで記念撮影。
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[振り返り]
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他の施設で勤務していた参加者は「社会や集団に帰属するような訓練を普段しているような気がしており、そうでない時間を見つけたく参加した」「言葉ではなくて、非言語的なコミュニケーションで関わりを持てたらいい」との声もありました。
「障害の有無は関係ない。それぞれ人間は性格が違うので、知的障害があるかどうかではないと思う。反応がなければアプローチを変えてみる、結局はその繰り返しではないか」と川熊さん。
職員さんから「緊張感がよく作用する場合もある」との声。外部の人たちがくることで発揮する効能はある模様。
川熊さんは「普段のコミュニケーションができているところだと、やりやすい」とのこと。日常と非日常をうまく使い分けられるのが肝のようです。

車椅子の方に関しては、
「難しい。前と後ろでアプローチするといいかも?激しいのが大丈夫だったら、もっと動かしていい。この動きが大丈夫、というのがわかっていれば、ガンガン動かしてもいいかもしれない」「信頼関係がある人が行う。普段の関係性を作っていく必要性」。

反応がある人とない人に関する問いには、「言葉で確認しないと不安な人もいる。言葉も使っていいし、体を見ながらその都度判断する」「踊るのが好きな人(率先しておどる)と、見るのが好きな人で別れる。今日は両極端だったからよかった。単純にやっているのを見たいから参加している、という方もいる。やる人、見るひとで分ける、などしても良いかも」と。
それに付随して職員からは「楽しくなってしまって、してはいけないラインを超えてしまわないか。どう理解させていくかが課題」との声も上がりました。
川熊さん曰く、「積み重ねが大事かと思う。新しい関係性を作るしかない、新しい楽しいことを見つける、作る」。
周りにいるスタッフとの関係性を良いからこそ、表現に良い影響があたえられうるのかもしれません。

(文責:三澤)

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