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障害者芸術活動支援センター@宮城

お知らせ

【SOUP STAGE報告③】ミクストジャーニー稽古レポート

2017.12.26    報告

SOUPが今年度新たに取り組むダンスプログラムSOUP STAGEでは、
振付家・ダンサーの磯島未来さんとともに、半年をかけてワークショップを積み重ねながら2018年2月の
本番に向けて作品を作っていきます。
登米、大河原、仙台でワークショップ実施を経て、舞台作品として創作が本格的に始動した
「ミクストジャーニー」稽古レポートです。

[日時]2017年12月23日(土)14:00〜16:00
[場所]せんだい演劇工房10-BOX box-3

【「歩く」「止まる」「座る」 】
前回より少し期間が空いて、ひさしぶりの稽古。
11月25日から舞台作品としての稽古がはじまり、今回は2回目のクリエーションになります。
出演者に加え、舞台監督の高橋さん、美術の佐竹さん、音楽の山路さんも参加。
まずはゆったりストレッチを行いつつ、「歩く」のワークショップ。

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「歩く」「止まる」「座る」「寝転がる」というアクションが自由にできるこのワークショップ。
今回は、更にもうひとつ追加してみます。
磯島さんが一人ひとりに、まったく違うアクションをこっそり耳打ち。
それぞれで違う行為を、曰く「秘密兵器」として、ここぞというときにそのアクションをつかってみます。

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耳打ち中に待っているメンバーは「盆踊り的なおどり」の振付を確認しています。

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自身の行為がいつ、どこで繰り出されるのが一番魅力的なのか。
目の前の人とおなじことをしてみる、他の人と違うことをしてみる、何もしない、動き続ける、等々、
出演者の感覚を大切にしつつ試行錯誤してみます。
「わざわざストーリーをつくらずとも、身体はそこにいるだけで強い」と磯島さん。
何かをおこそうとしてしまう気持ちに拘泥されずに、身体を信じて稽古を進めていきます。

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【レインスティックを演奏する 】
すこしの休憩をはさみ、美術のワークショップで作成したレインスティックを使って音をだしてみます。
まずは、みんなで1本ずつレインスティックの音を聞いてみます。素材も奏者(音の出し方)もそれぞれ異なります。

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各レインスティックの音を確認した後は、全員で演奏。みんなでギュッと距離を縮めた状態で、
音を出してもいいし、出さなくてもいい、自分の感覚で演奏をおこなってみます。
これも「歩く」ワーク同様、自分がここぞというタイミングをねらいます。

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「演奏する人」と「それをみている人」に分かれての演奏をしてみます。
どちらになるかは自分の判断で決めます。「演奏する人」は字の通り、音を出したり、
音をだすタイミングを待っている状態であったり、身体の状態の多様性が強調されます。
次に、あえて360度しか回転しないという制限をつけてみての演奏。レインスティックによっては、
継続的な音が出せないものもあるので(ピンポン玉が落ちる等)、「他の音に埋もれないように、
目立つタイミングをさがした」と効果的な音を出せるようにより他の音にセンシティヴになった方もいました。
「はやく音を出しすぎた」という方も。「その悔しさみたいなものが身体に現れて、みてておもしろかった」
と磯島さん。
演奏し終えた後の身体、これから演奏しようとしている身体。

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【盆踊り的なうごき】
休憩をはさみ、最後に「盆踊り的なおどり」の振付確認。


音楽の山路さん、美術の瀬尾さん、佐竹さんも加わり、より具体的に動き出した「ミクストジャーニー」。
少しずつですが、作品の輪郭が見え始めています。

(文責:三澤)

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